今までのスズキにはない、新ジャンルのクーペSUV
![画像: スズキが公開している、フロンクスのイメージカット。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/06/30/76217a852c3cbd3099615f0b5caa7a538b1b8896_xlarge.jpg)
スズキが公開している、フロンクスのイメージカット。
スズキの登録車SUVは、エスクード、ジムニーシエラ、イグニス、そしてクロスビーをラインナップしていたが、エスクードとイグニスは2024年4月に販売を終了した。イグニスの後継はクロスビーが引き継ぐようだが、エスクードの後継に関してはアナウンスされていない。となると、このフロンクスが、そのポジションを埋めるのではないかと推測される。
フロンクスは、2023年1月にインドのデリー近郊で開催された「オートエキスポ 2023」で、ジムニー5ドアとともにワールドプレミア(世界初公開)された。スズキのインド子会社であるマルチ・スズキ・インディア社が製造し、同年4月からインドでの販売を皮切りに、スズキのグローバルカーとして、中南米や中近東、アフリカなどで販売されて好評を得ている。
今までのスズキ SUVにはない、力強さと流麗さを際立たせたクーペスタイルに、取り回しの良さと快適な室内空間を兼ね備えた、新ジャンルのコンパクトSUVだ。インド仕様では、迫力と厚みのあるフロントグリルに、横への張り出しを強調した前後のスタイルがSUVの力強さや存在感を表現している。リアへ向かって美しく傾斜を描くクーペスタイルは、流麗かつ伸びやかなプロポーションを強調している。
![画像: スズキが公開しているもう1枚の画像が、このリアのカット。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/06/30/7eeb55d1b8c30fd87260b94d94b28e96a5152e6b_xlarge.jpg)
スズキが公開しているもう1枚の画像が、このリアのカット。
インド仕様のインテリアは、上質感がありスペースを有効活用した快適な空間で、全方位モニターやヘッドアップディスプレイなどの先進装備を採用している。さらに、ワイヤレスチャージャーやリアシートのエアコン吹き出し口などの快適装備も備えている。
2024年秋ごろに日本で発売されるフロンクスに関しては、ここで紹介している前後のアップ画像しか公表されていない。インド仕様のパワートレーンは、1.0L 直3の直噴ターボ+マイルドハイブリッドと1.2L 直4のガソリンエンジンを搭載する。トランスミッションは5速MT/6速AT(1L)/5速AGS(1.2L)。駆動方式はFFのみだが、日本仕様に関しては現段階では不明だ。また、日本仕様がインド製なのか日本製なのかも公表されていない。
なお、スズキでは2024年7月1日からフロンクスの専用サイトを開設し、今後、随時情報を公開していく予定だ。いまコンパクトSUVの購入を検討している人は、フロンクスが登場する2024年の秋まで待ってみるのもありかもしれない。
![画像: インド仕様のスズキ フロンクス。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/06/30/ccc8a7d2640028891b9ae1a81e030ddd07971d62_xlarge.jpg)
インド仕様のスズキ フロンクス。
スズキ フロンクス(インド仕様) 主要諸元
●全長:3995mm
●全幅:1765mm
●全高:1550mm
●ホイールベース:2520mm
●エンジン:1.0L 直3ターボ/1.2L 直4
●トランスミッション:5速MT/6速AT/5速AGS
●駆動方式:FF