7月1日、モータージャーナリストの竹岡圭さんが主宰する「圭rallyproject」は、三菱自動車工業株式会社とTOYO TIRE株式会社によるサポートにより、XCRスプリントカップ北海道第3戦「2024 ARK ラリーカムイ」(7月5日~7日)および第4戦「RALLY HOKKAIDO」(9月6日〜8日)に参戦すると発表した。
「いつか三菱車でラリーがしたい」。竹岡さんの長年あたためていた夢が、ついに叶う時が来た。

再始動の初戦は今週末開催の「ARKラリーカムイ」

XCRスプリントカップ北海道は、2021年より毎年北海道にて開催されている日本自動車連盟(JAF)公認のクロスカントリーラリーシリーズで、今年度は1月から10月にかけて全6戦の開催を予定している。

このうち、7月5日から7日にかけてニセコ町を拠点に開催される第3戦の「ARK ラリーカムイ」、9月6日から8日にかけて帯広市を拠点に開催される第4戦の「RALLY HOKKAIDO」は、全日本ラリー選手権と併催されることもあり幅広いクラスの車両がエントリーする。山間部の林道や砂利道などの未舗装路を高速で走り抜けるハイスピードグラベルラリーとして、注目を集めるプログラムだ。

画像: 出来立てホヤホヤという競技車両。日本未導入の車両だけにパーツの流通がなく試行錯誤を重ねて2週間弱で完成したそう。数日後にはフェリーに乗せられ、北海道へ旅立つ。

出来立てホヤホヤという競技車両。日本未導入の車両だけにパーツの流通がなく試行錯誤を重ねて2週間弱で完成したそう。数日後にはフェリーに乗せられ、北海道へ旅立つ。

今回のラリー参戦にあたり、三菱自動車は新型1トンピックアップトラック「トライトン」を、TOYO TIREは「OPEN COUNTRY R/T」を圭rallyproject(以下圭rp)へ供給。また、圭rpの代表として自らドライバーを務める竹岡圭選手とともにこの過酷なコースを攻略し、上位入賞をめざす。

2016年、竹岡さんはラリー参戦のために圭rpを立ち上げ、アルファロメオジュリア、フォルクスワーゲンポロGTIで全日本ラリー選手権へ参戦していた。2021年に諸般の都合により活動は休止。今回のラリーカムイで圭rpが再始動することになる。

画像: 2017年から全日本ラリー選手権に5年間参戦。2022年、2023年はTOYO TIREのサポートチームにドライバーとして参加。「モータースポーツに新しい風を吹かせるべく、可能性を信じて活動して参ります」(竹岡)

2017年から全日本ラリー選手権に5年間参戦。2022年、2023年はTOYO TIREのサポートチームにドライバーとして参加。「モータースポーツに新しい風を吹かせるべく、可能性を信じて活動して参ります」(竹岡)

「昨年、タイでトライトンが発表されたときから、これでラリーに出たい、クロスカントリーラリーシリーズに出たいと言い続けていたら、いろいろな方が応援してくれました。あまり日本に入ってきていないクルマだけに、スタートラインに立てるところまで車体を仕上げることに、スタッフもメカニックも激痩せするほど頑張ってくれました。今週末いきなり本番だけれど、クルマができたのはつい先日。シェイクダウンは苫小牧フェリーから降ろして自走でニセコへ持っていくとき。グラベルはぶっつけ本番。それでも、いつも笑顔で『記録よりも記憶に残る』ようなチームで挑みたいです」と発表会の冒頭から竹岡選手が抱負を熱く語る。

冒険心を持つ人を応援したい

続いて、三菱自動車工業(株) 国内商品戦略部の山崎一成部長は「三菱は3つの期待をしています」と語った。

「ひとつは、『新型トライトンの日本導入を成功させたい』。新たなライフスタイルを提案して、ピックアップカテゴリの定着を目指します。今回のラリーでは走行性能の高さを披露することが目的です。

ふたつ目は『三菱らしさを追求したい』。これまでのモータースポーツの歴史や実績を現在に繋げるために、ラリー活動は三菱として大切にしたいカテゴリでもあります。

三つ目は『冒険心を持つ人を応援したい』。竹岡さんが今回のお話を持ってきていただき、話せば話すほどラリー参戦への熱意が伝わってきました。三菱と竹岡さんは長いお付き合いがあり、我々が困っているときは竹岡さんに助けてもらいました。今度は我々が竹岡さんをサポートしたい。トーヨータイヤ様はじめ、パートナー企業の皆様と一緒になってサポートします」

TOYO TIRE(株) グローバルマーケティング部の吉川誠部長からは、
「OPEN COUNTRYを履く女性「オプカン女子」の部長としてショーやイベントで活躍する竹岡さんを、しっかり足元からサポートします」と激励が送られた。

「眠れなくなるほどの大きな夢を、一緒に見てください」が、今回のキャッチフレーズ。
圭rpリスタート初戦となるARKラリーカムイは今週末・7月5日〜7日に開催される。

画像: 「いつか三菱車でラリーを!」の夢がついに実現。まさに竹岡さん自身が掲げる「いくつになってもチャレンジはできる!」のスローガンを体現したカタチだ。

「いつか三菱車でラリーを!」の夢がついに実現。まさに竹岡さん自身が掲げる「いくつになってもチャレンジはできる!」のスローガンを体現したカタチだ。

チームプロフィール

チーム代表:圭rallyproject 竹岡圭
ドライバー:竹岡圭
コドライバー:山田政樹
メンテナンスガレージ:グローバルモータースポーツ 代表 神田誠

トライトン競技車概要

・全長×全幅 5360㎜ / 1930㎜
・ホイールベース 3,130mm
・トレッド(前/後) 1,570mm / 1,565mm
・エンジン形式 4N16型
(コモンレール式DI-D インタークーラー付ターボチャージャー)
・燃料供給装置 コモンレール式燃料噴射装置
・排気量 2,439㏄
・最高出力 150kw
・最大トルク 470 N・m
・変速機 6速スポーツモード A/T
・4WDシステム スーパーセレクト4WD-II
・リヤデフ 「CUSCO」製 差動制限装置付
・フロントサスペンション 独立懸架/ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング
・リヤサスペンション リジッド/リーフスプリング
・ショックアブソーバー 「TEIN」製 4×4SPORT DAMPER
・ステアリング形式 ラック&ピニオン(電動パワーステアリング)
・ブレーキ 「VITESSE」ポット鍛造モノブロックブレーキキャリパー、
・HC(ハイカーボン)・2ピースベンチレーテッドディスク
・ブレーキフルード WINMAX製 BFレーシング
・ブレーキパッド WINMAX製  itzz R7
・ホイール RAYS VOLK RACING ZE40X 17x8J inset0 6-139,7 ブラストブラック
・タイヤ TOYO TIRE OPEN COUNTRY R/T(265/70R17)

パートナー企業

・株式会社エスアンドカンパニー
フロントガラス飛散防止フイルム「アーマーテック」の提供

・エムケーカシヤマ株式会社
「WINMAX」製ブレーキパッド、ブレーキフルードの提供

・エンパイヤ自動車株式会社
「サベルト」製FIA公認 2インチ6点式ハーネス(アルミアジャスタ仕様)の提供

・株式会社オレンジジャパン
「オレンジシャパン」製TPMSバルブ「HT430」の提供

・有限会社キャリーアート
車両輸送およびイベントサービスの提供

・株式会社キャロッセ
「CUSCO」製 ロールゲージ、アンダーガード、後輪用LSDの提供

・株式会社T.M.Works
野生動物避けキット「鹿ソニック」の提供

・株式会社テイン
「TEIN」製 4×4SPORT DAMPERの提供

・Moty‘s株式会社トライボジャパン
「Moty’s」製 エンジンオイルその他油脂類の提供

・株式会社ネステックジャパン
「VITESSE」ポット鍛造モノブロックブレーキキャリパー、
HC(ハイカーボン)・2ピースベンチレーテッドディスクの提供

・株式会社レイズ
RAYS VOLK RACING ZE40X 17x8J inset0 6-139,7 ブラストブラック」の提供

・レカロ株式会社
バケットシートRECARO RS-G GKの提供

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