最も印象的なのは洗練された職人技が駆使されたインテリア
「ティニャネロ」のラベルは半世紀もの間変わることがなく、誕生してから現在に至るまでブランドの象徴として使用されているが、「グランカブリオ フォルゴレ ティニャネロ」はこうした伝統や、「ティニャネロ」のルーツであるブドウ畑、ワインセラーから強いインスピレーションを受けている。
「グランカブリオ フォルゴレ ティニャネロ」のエクステリアは、テッラ・ディ・ティニャネロのブドウ畑の土壌にインスパイアされた赤茶色で、「ティニャネロ」の特徴的なワイン樽の色を彷彿とさせる赤に、トーンが落ち着いた赤紫のバーガンディ色を加えている。
また、ホイールのリムとブレーキキャリパーはそれぞれマットブラックと光沢のあるブラック、エンブレムはコッパーカラーで、ソフトトップの布地はブラックとなっている。
この車で最も印象的なのは、「ティニャネロ」を象徴すべく、色彩、陰影、革新的な素材、 卓越の職人技が駆使されたインテリア。シートにはヴィーガンレザーである「ヴェジェア」が使用され、複数の素材を使ったシルバーとバーガンディのリブ編みで仕上げられている。これらは、ティニャネロの丘に連なるブドウ畑を想起させるもので、見た目も手触りもリアルレザーのようなこのファブリックはマセラティで初めて採用された。
他にも、オーク樽に焼き付けられた印字を彷彿させるように、パネルにはダークブライアのウッドにレーザー加工が施され、ヘッドレストにはエレガントな刺繍でマセラティのトライデントと「ティニャネロ」のラベルの象徴である太陽が描かれている。
またヘッドレストと同じシンボルが中央のフロアトンネルにレーザーで描かれ、1971-2021の日付が添えられている。これは、「ティニャネロ」に敬意を表し、このワインが市場に出てから50年になることを示している。
なお、このワンオフモデルは、7月14日にカリフォルニアで開催されるアメリカ有数の芸術チャリティ・イベントであるフェスティバル・ナパ・ヴァレーのアーツ・フォー・オール・ガラでオークションにかけられ、その収益金はチャリティに寄付されることになっている。
■マセラティ ヘッドデザイナー クラウス・ブッセ氏のコメント
「マルケージ・アンティノリとのコラボレーションは、マセラティ フォーリセリエのカスタマイズプログラムの要であるオーダーメイド生産の真髄を体現する機会を与えてくれました。このプログラムは、卓越したワインがお客様を特別な気持ちにすることができるように、オーダーメイドで製作するフォーリセリエも崇高で比類ない特別なドライビング体験を創造します。イタリアの魅力を語ることは、私たちの誇りであり、オーダーメイドで絶対的なこだわりと唯一無二のものを生み出すことを目指す私たちの仕事への刺激となっています」
■ワイナリー「アンティノリ」のピエロ・アンティノリ氏のコメント
「より高い品質を見出すために、絶え間ない挑戦、向上への執念、常に自問自答し続けること。これらは、メイド・イン・イタリーの象徴として世界的に認められているブランド、マセラティとのコラボレーションの礎となっています。コラボレーションした特別モデルは、ティニャネロの50周年記念にインスパイアされた唯一無二のモデルであり、私たちのワインのように、素晴らしいアイデンティティを持つ車です。また、これは私たちのファミリーにとって非常に誇らしい取り組みです。なぜならこの特別なグランカブリオ フォルゴレは、フェスティバル・ナパ・ヴァレーの2024年アーツ・フォー・オール・ガラでオークションにかけられ、その収益金はチャリティに寄付されるからです」