さしずめ「リッジグリーン リミテッド」の北米スペシャル！
リッジグリーンのボディカラーやサテンブロンズ仕上げのホイールなどは、リッジグリーン リミテッドと共通のようだ。
日本仕様でも一部改良モデルと特別仕様車の「リッジグリーン リミテッド」が発表されたばかりのGR86。今回、北米トヨタが発表した「ハコネスペシャルエディション（以下、箱根スペシャル）は、このリッジグリーン エディションの北米版といえるかもしれない。
北米仕様の「プレミアム」グレードがベースで、228hpと250Nmを発生する2.4Lの4気筒ボクサーエンジンを搭載し、トランスミッションは6速MTか6速ATが選べる。パワースペックなどはベース車と変わらないが、ピークトルクは3700rpmで発生。0→60mph（約96km／h）加速タイムは、6速MTは6.1秒、6速ARでも6.6秒だ。どちらもコーナリング中のトラクションを強化するトルセンLSDを装備している。
エクステリアは前述のようにリッジグリーンのボディカラーにサテンブロンズ仕上げの18インチ アルミホイール、ボディ同色のダックテールスポイラー、ブラックのアクセント、そして富士山とクルマのイラストに「Hakone Edeition」と入れられたプレートを備えている。
GR86「ハコネスペシャルエディション」のコクピット。当然ながらハンドル位置は左となる。
インテリアでは、タンレザーのトリムとステッチが施されたウルトラスエードのスポーツシートに、ブロンズのアクセントが付いた箱根スペシャルのシフトノブも特別装備される。さらに、ブレンボ製のブレーキとザックスのダンパーもファン to ドライブのために箱根スペシャルには標準装備されている。
この箱根スペシャル、米国市場向けには860台しか生産されない。もっとも、日本のGR86「リッジグリーン リミテッド」は200台限定だから、それよりは手に入れられる確率は高くなるのだが。
なお、箱根スペシャル以外の北米仕様GR86標準モデルも、日本仕様のGR86と同じように一部改良が施され「GRらしい走りの味」に磨きをかけている。2025年モデルの北米仕様GR86のフルラインナップとハコネスペシャルエディションの車両価格は、2024年後半に発表される予定だ。
ダックテールのリアスポイラーと「Hakone Edeition」のプレートは、ハコネスペシャルエディション専用アイテムだ。
