2024年7月18日から21日(現地時間)、世界ラリー選手権(WRC)第8戦ラリー・ラトビアが西部の港湾都市リエパーヤ近郊のグラベル(未舗装路)を舞台に開催される。ラトビアでのWRC開催は初めてだが、FIAヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)の一戦として長く開催されており、ハイスピードなグラベルラリーとして知られている。

隣国のラリー・エストニアと入れ替わる形でWRCのカレンダー入り

そんな中で迎える第8戦ラリー・ラトビアはWRC初開催、隣国のラリー・エストニアと入れ替わる形でWRCのカレンダー入りを果たした。

画像: ラリー・ラトビアの路面は硬質なグラベル(未舗装路)。高速コーナーが連続し、ラリーはハイスピードとなる。ただ砂地のセクションもあり、深い轍が刻まれるところもある。

ラリー・ラトビアの路面は硬質なグラベル(未舗装路)。高速コーナーが連続し、ラリーはハイスピードとなる。ただ砂地のセクションもあり、深い轍が刻まれるところもある。

WRC初開催といっても、北部をエストニアと、南部をリトアニアと接するラトビアは、以前からラリーの人気が非常に高く、これまで多くのラリーが開催されてきたため、ラトビアでのラリーを経験したドライバーは多い。

中でも「ラリー・リエパーヤ」はFIAヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)の一戦として歴史を重ねており、今年ついにその「ラリー・リエパーヤ」が昇格する形で、ラリー・ラトビアとしてWRCが開催されることになった。

ラリー・ラトビアの路面はグラベル(未舗装路)でハイスピードなステージが多いのが特徴。高速コーナーが連続するステージのグラベル路面は硬質で、前戦のラリー・ポーランド、次戦の8月第一週のラリー・フィンランドと似ているところが多いことから、この3戦は「夏のハイスピード・グラベル3連戦」とも呼ばれている。

ラリーのキャラクターという点では、ポーランドと昨年までWRCとして行われたエストニアの要素が混ざったようなハイスピードイベントと言えるが、フィンランドに比べると軟らかい砂地のセクションもあるなど、ラトビアならではの難しさもあり、そのような場所では深い轍が刻まれるので注意が必要だ。

This article is a sponsored article by
''.