2024年7月18日から21日(現地時間)、世界ラリー選手権(WRC)第8戦ラリー・ラトビアが西部の港湾都市リエパーヤ近郊のグラベル(未舗装路)を舞台に開催される。ラトビアでのWRC開催は初めてだが、FIAヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)の一戦として長く開催されており、ハイスピードなグラベルラリーとして知られている。

バルト海に面した西部の港湾都市リエパーヤ近郊が舞台

ラリー・ラトビアは7月18日(木)の早朝リエパーヤ近郊でシェイクダウンが行われ、その後リエパーヤから約200km離れた首都「リガ」へと移動。市中心部でのセレモニアルスタートに続き、夜8時過ぎからスーパーSSがリガ近郊のサーキット施設で行われ、4日間に渡る戦いがスタートする。

画像: ラリー・ラトビアのステージマップ。リエパーヤ近郊で行われるデイ3とデイ4がポイントになりそうだ。

ラリー・ラトビアのステージマップ。リエパーヤ近郊で行われるデイ3とデイ4がポイントになりそうだ。

本格的な戦いは19日(金)のデイ2から始まり、リガの北西方面で7本のステージを走行。19日の合計距離は120.92kmと4日間で最長の一日となるだけでなく、ミッドデイサービスが設定されず、簡易的な整備作業のみ可能な「タイヤフィッティングゾーン」しか設定されないため、耐久的な要素も強い一日となる。

20日(土)のデイ3はリエパーヤの東側のエリアが舞台となり、SS8本のうち6本は一度しか走行しないステージという難しい設定。最終日となる21日(日)のデイ4はリエパーヤの東側エリアで、サービスやタイヤフィッティングゾーンを挟むことなく2本のステージを各2回走行。そのうち、SS18の再走ステージとなる最終のSS20は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。

20本のスペシャルステージの合計距離は300.00km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1348.83kmが予定されている。

トヨタはカッレ・ロバンペラ、エルフィン・エバンス、セバスチャン・オジェ、勝田貴元の4台のGRヤリス ラリー1ハイブリッドで参戦。強力なフルメンバーによる4台体制で臨む。今回のラリー・ラトビアではロバンペラ、エバンス、オジェがマニュファクチャラーズポイント獲得資格のあるドライバーとして登録される。

ドライバーズ/マニュファクチャラーズ両部門でトップに立つヒョンデは、ティエリー・ヌーヴィルとオット・タナックに加え、フィンランド人ドライバーのエサペッカ・ラッピの3台体制でラリー・ラトビアに挑む。

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