チームメイトを凌ぐ成績を続けて評価が急上昇
前戦ハンガリーGPで角田裕毅(RB)が素晴らしい走りを見せて、関係者から大きな注目を集めている。
角田はハンガリーGP予選で順調にQ3に進出、ところがQ3で上位グリッドを狙ってアタック中にコースアウトしてマシンを破損、決勝レースは10番グリッドからのスタートとなってしまう。
メカニックが懸命な作業でマシンを修復、なんとか出走にこぎつけた角田は決勝レースを新品のミディアムタイヤでスタート。序盤の攻防でソフトタイヤ勢にポジションを奪われて12番手に後退するものの、前を行くドライバーがタイヤ交換にピットに入ったため、一時6番手まで浮上する。
角田はその後も順調に周回を重ね、上位陣が16周から23周で最初のタイヤ交換をする中、29周まで第1スティントを伸ばし、新品のハードタイヤにスイッチ。ハードタイヤでのペースもよく、タイヤをうまくマネージメントして、2度目のタイヤ交換をすることなく9位でフィニッシュ。タイヤに厳しいハンガロリンクで、ただひとり1ストップを成功させ、2戦連続入賞を記録した。
角田はシーズン当初から、同じマシンに乗るダニエル・リカルドを凌ぐ成績を続けており、リカルドが8度の優勝経験のあるドライバーであることから、その評価はレースを重ねるごとに高まっている。
【参考】2024年F1第13戦ハンガリーGP決勝 結果
1位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)70周
2位4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+2.141s
3位 44 L.ハミルトン(メルセデス) +14.880s
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+19.686s
5位1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+21.349s
6位 55 C.サインツ(フェラーリ )+23.073s
7位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+39.792s
8位 63 G.ラッセル(メルセデス)+42.368s
9位 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)+77.259s
10位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+77.976s
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12位 3 D.リカルド(RB・ホンダRBPT)+1周
ファステストラップ 63 G.ラッセル(メルセデス
【参考】2024年F1ドライバーズランキング(第13戦終了時)
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) 265
2位 4 L.ノリス(マクラーレン)189
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)162
4位 55 C.サインツ(フェラーリ)154
5位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)149
6位 44 L.ハミルトン(メルセデス)125
7位 11 S.ペレス(レッドブル)124
8位 63 G.ラッセル(メルセデス)116
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12位 22 角田裕毅(RB)22
【参考】2024年F1コンストラクターズランキング(第13戦終了時)
1位 レッドブル 389
2位 マクラーレン 338
3位 フェラーリ 322
4位 メルセデス 241
5位 アストンマーティン 69
6位 RB 33