BMW AGが2024年8月15日(現地時間)、ハイパフォーマンスワゴンの「M5ツーリング」を発表した。

システム最大トルクはなんと1000Nm!

ベースモデルとなるBMW 5シリーズツーリングは、日本では2024年7月に登場したばかり。そのハイパフォーマンスモデルとなるM5ツーリングが、いち早く本国で発表となった。

画像: キドニーグリルのフレームを光で浮かび上がらせるBMWキドニーグリル「アイコニックグロー」を採用。

キドニーグリルのフレームを光で浮かび上がらせるBMWキドニーグリル「アイコニックグロー」を採用。

M5にはE61(2004-2010年)以降、しばらくツーリング(ワゴン)の設定がなかったが、新型M5にはセダンに続き早々にツーリングが設定されたことになる。

新型M5ツーリングはV8エンジンをモーターでブーストするMハイブリッドドライブシステムで駆動する現行BMW Mモデルでは3代目となる。エンジンとモーターのシステム総出力は727ps、システム総トルクは1000Nmを発生する。

このエンジンとモーターに8速MステップトロニックトランスミッションとM xDRIVE全輪駆動システムを組み合わせ、0→100km/h加速性能は3.6秒を誇り、その優れた動力性能はMモデルならではのものだ。

画像: V型8気筒 M ツインパワーターボガソリンエンジンとモーター、2つの駆動システムの連携によってシステム最高出力は727ps、システム最大トルクは1000Nmを発生する。

V型8気筒 M ツインパワーターボガソリンエンジンとモーター、2つの駆動システムの連携によってシステム最高出力は727ps、システム最大トルクは1000Nmを発生する。

パワートレーンをもう少し詳しく見よう。Mハイブリッドドライブシステムは、4.4L V8エンジンと8 速 Mステップトロニックトランスミッションに統合されたモーターを組み合わせている。この内燃エンジンは最高出力430kW/585ps、最大トルク750Nmを発生する。

モーターは最新の第5世代BMW eDriveテクノロジーを採用し、最高出力145kW/197psを発生する。公称トルクは280Nmとなるが、BMWが特許を取得したプレギアリングステージの助けを借りて、トランスミッション入力時の有効トルクは450Nmに増加する。

標準の最高速度250km/hはオプションのMドライバーズパッケージを選択することで、305km/hまで引き上げることができる。

画像: ボディサイズは全長5096mm、全幅1970mm、全高1516mmとなる(いずれもヨーロッパ仕様車暫定値〔参考値〕)。

ボディサイズは全長5096mm、全幅1970mm、全高1516mmとなる(いずれもヨーロッパ仕様車暫定値〔参考値〕)。

新型BMW M5ツーリングの高電圧バッテリーは、18.6kWhの電力量を誇り、WLTPサイクルでは61~67kmの航続距離を誇る。モーターのみの最高速度は140km/hに到達し、エンジンに頼らなくても必要十分なパフォーマンスを見せる。

M xDrive全輪駆動システムは、リア アクスルの電子制御式アクティブMディファレンシャルと組み合わせ、Mハイブリッド駆動システムのパフォーマンス特性に合わせて調整されている。

Mセットアップメニューを使用すれば、4WDスポーツモードを選択することができる。このモードではM xDRIVEシステムがリア重視の設定なる。また、DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)をオフにして2WDモード(後輪駆動)を選択すると、ドリフトを楽しむことができる。

画像: パワートレーンだけでなく、サスペンション、トランスミッション、ステアリング、ブレーキに至るまで、先進を極めたコンポーネントの完璧な連携によって、圧倒的なパフォーマンスを発揮する。

パワートレーンだけでなく、サスペンション、トランスミッション、ステアリング、ブレーキに至るまで、先進を極めたコンポーネントの完璧な連携によって、圧倒的なパフォーマンスを発揮する。

サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーン、リアが5リンクを採用している。標準仕様では、電子制御ダンパーとインテグラルアクティブステアリングをアダプティブMサスペンションが含まれている。

これらのサスペンションシステムにはM固有のチューニングが施され、各ダンパーの個別の調整機能により、ダイナミック性能と乗り心地をバランスさせている。

また、標準装備のMコンパウンドブレーキは、強力な制動力を発揮する。オプションのMカーボンセラミックブレーキと同様に、ペダルの感触と応答性を2段階で調整できるブレーキスステムが組み合わされている。

画像: オプションとなるMカーボンセラミックブレーキは、耐摩耗性および耐フェード性に優れ、優れたブレーキング性能を発揮。

オプションとなるMカーボンセラミックブレーキは、耐摩耗性および耐フェード性に優れ、優れたブレーキング性能を発揮。

スポーティ&ラグジュアリーなコクピットが全身を包み込む

ドライバー重視のコクピットは、新設計のMレザーステアリングホイール、Mマルチファンクションシート、BMWカーブドディスプレイのM専用表示、標準装備のBMWヘッドアップディスプレイを備え、本格的なレーシングカーの雰囲気を醸し出している。

さらにメリノレザートリム、BMWインタラクションバー、4ゾーンオートエアコン、ウェルカムアニメーション付きM専用インテリア照明、Bowers&Wilkinsサラウンドサウンドシステムが、車内に高級感と特別感を演出している。

画像: メーターパネルやディスプレイの背景までMカラーで彩られたコクピットは情熱的だ。

メーターパネルやディスプレイの背景までMカラーで彩られたコクピットは情熱的だ。

ラゲッジルームに目を向けると、その積載容量は500Lからリアシートを折りたためば最大1630Lまで拡大することができる。また、オプションのトレーラーカップリングの最大トレーラー積載量は2000kgとなる。

画像: ワゴンとしての使い勝手の良さもしっかり考慮されている。

ワゴンとしての使い勝手の良さもしっかり考慮されている。

新型BMW M5ツーリングはすでにBMWジャパンのホームページでも公開されている。本国では2024年11月に市場投入されることが公開されているが、日本での発売時期、価格については公開されていない。

https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/m-series/m5-series/bmw-m5-touring.html

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