オープントップドライブを愉しむための機能が満載
「MINI」は2002年よりBMWグループで開発、生産が行なわれているが、「MINI 3ドア」をベースにオープンモデルとした「MINI コンバーチブル」は、2004年に初代モデルが誕生し、2009年に第2世代、2016年に第3世代へと進化し、今回フルモデルチェンジされた新型モデルは、BMW製として第4世代のモデルとなる。
新型「MINI コンバーチブル」も伝統に則ってソフトトップが採用されているが、その電動ソフトトップは、走行中に突然の天候の変化が生じても、時速約30km/hまでであれば、車両を停止させることなくスイッチひとつでわずか約20秒で開閉することができる。またルーフを40cmだけ開くサンルーフモードモードも備わっているので、気軽にいつでも陽の光や風を感じながら快適なドライブを愉しむことが可能だ。
なおこのソフトトップにはオプションでMINIを象徴するユニオンジャックのデザインを生地に織り込んだ「MINI Yoursソフトトップ」も用意されていて、より個性的にすることができるようになっている。
また、車内の空気の流れを整えて車内の温度を下げたり、風を遮って快適性をさらに向上させることができる「ウィンド・ディフレクター」も標準装備。この「ウィンド・ディフレクター」は簡単に折り畳めトランクに収納できる。
さらに、MINIらしい機能として、新型でもオープントップドライブの愉しさを数字で確認することができる「オールウェイズ・オープン・タイマー」が装備される。これは、ルーフを開けるとシグナルによってタイマーが起動し、オープンで走行した1回の走行時間と累計走行時間が表示され、外気温もアニメーションで表示されるという遊び心のあるアイテムだ。
ラゲッジルーム内の2本のレバーを操作することでラゲッジルームの開口部を広げることができる「イージーロードシステム付ラゲッジルーム」も嬉しい機能。これにより荷物をスムーズに積み込め、通常の位置では積込み開口部に通らない荷物でも収納することが可能となる。荷室の容量は4人乗車時で215L、後席をたたむと665Lに拡大する。リアシートには50:50の分割可倒機構も備わっている。
パワートレーンは2L直4ターボと7速DCTの組み合わせ
エクステリアはMINIのDNAを継承しつつ、新世代モデルのデザインに刷新されている。万が一の車両横転時に展開することで後席乗員を保護するロールオーバープロテクションシステムも違和感なくボディデザインに溶け込んでいる。また、インテリアも最先端の有機ELテクノロジーが採用された大型の円形有機ELセンター・ディスプレイなど完全なデジタル化が施されている。
パワートレーンは2L直4ターボと7速DCTの組み合わせで、最高出力163psの「コンバーチブルC」と、204psの「コンバーチブルS」をラインナップ。その走りはゴーカートフィーリングを感じさせるスポーティなキャラクターで、ドライバーはMINIエクスペリエンスモードにより、コンフォートなドライビングを可能とする「コアモード」、スポーティな「ゴーカートモード」、高効率な「グリーンモード」を選択することができる。
車両価格は、MINIクーパー コンバーチブルCが464万円、MINIクーパー コンバーチブルSが514万円で、納車は2025年第一四半期以降が予定されている。
MINI クーパーコンバーチブル C 主要諸元
●全長×全幅×全高:3880×1745×1435mm
●ホイールベース:2495mm
●エンジン:直4 DOHCターボ
●総排気量:1998cc
●最高出力:120kW(163ps)/5000rpm
●最大トルク:250Nm(25.5kgm)/1520-4400rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:FF
●車両価格(税込):464万円
MINI クーパーコンバーチブル S 主要諸元
●全長×全幅×全高:3880×1745×1435mm
●ホイールベース:2495mm
●エンジン:直4 DOHCターボ
●総排気量:1998cc
●最高出力:150kW(204ps)/5000rpm
●最大トルク:300Nm(30.6kgm)/1450-4500rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:FF
●車両価格(税込):514万円