2024年10月17日から10月20日にかけて(現地時間)、世界ラリー選手権(WRC)第12戦「セントラル・ヨーロピアン・ラリー」がドイツ、チェコ、オーストリアのヨーロッパ3カ国のターマック(舗装路)を舞台に開催される。2024年WRCシーズンも、このセントラル・ヨーロピアン・ラリーと、最終戦ラリー・ジャパンの2戦を残すのみ。最終局面を迎えるチャンピオン争いに注目が集まる。

ステージはターマックだが国ごとに路面のキャラクターは大きく異なる

そんな中で行われる第12戦「セントラル・ヨーロピアン・ラリー」だが、昨年初めてWRCとして開催。ドイツ、チェコ、オーストリアの3カ国を舞台とする斬新な試みのラリーとして大きな注目を集めた。

画像: セントラル・ヨーロピアン・ラリーの路面はターマック(舗装路)だが、その路面は地域ごとに異なる。

セントラル・ヨーロピアン・ラリーの路面はターマック(舗装路)だが、その路面は地域ごとに異なる。

ステージは全てターマックとなるが、国ごと、地域ごとに道や路面のキャラクターは大きく異なるのが特徴で、それに加え、この時期のヨーロッパは天気がとても変わりやすく、雨や泥、そして落ち葉などによって路面は所々非常に滑りやすくなる。

昨年のセントラル・ヨーロピアン・ラリーはその予想どおりウエットコンディションとなり、先頭スタートの有利さを活かしてランキング首位のロバンペラ(トヨタ)がラリーをリードする一方、後続のドライバーたちは路面に掻き出された泥や小石に苦戦を強いられることになり、逆転チャンピオンを狙うエバンス(トヨタ)がサスペンションを壊してデイリタイアで脱落してしまう。

これでチャンピオンが決定的となったロバンペラは、残りのラリーをクルージングモードで走って優勝をヒョンデのティエリー・ヌーヴィルに譲り、2位でフィニッシュ。2年連続のドライバーズタイトルを決めた。

【参考】2023年 WRC第12戦セントラル・ヨーロピアン・ラリー 結果

1位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ i20N ラリー1)2h43m54.1s
2位:K.ロバンペラ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+57.6s
3位:O.タナック(フォード・プーマ ラリー1)+1m52.8s
4位:S.オジェ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+2m08.6s
5位:勝田貴元(トヨタ GRヤリス ラリー1)+2m48.3s
6位:T.スンニネン(ヒョンデ i20N ラリー1)+3m06.3s
7位:G.ミュンスター(フォード・プーマ ラリー1)+4m22.3s
8位:A.フルモー(フォード・フィエスタ ラリー2)+11m35.8s
9位:N.シアミン (シュコダ ファビア RS ラリー2)+11m53.1s
10位:P.ルイ・ルーベ(フォード・プーマ ラリー1)+12m04.3s

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