ドイツをスタートしてオーストリアでフィニッシュするステージも
今年のセントラル・ヨーロピアン・ラリーのサービスパークはドイツ南東部、バイエルン州のカルプフハムに置かれ、セレモニアルスタートは2023年大会と同じくチェコの首都プラハの中心部で行われる。
昨年は水曜日にドイツで実施されたシェイクダウンは、17日(木)の午前中にチェコで行われ、その後セレモニアルスタートを経て、午後3時からプラハ郊外の競馬場「ヴェルカー・チュクレ」で行われるスーパーSSで競技がスタート。さらに、夕方にはSS2として「クラトヴィー」で11.78kmのステージが行われる。
18日(金)のデイ2は、やはりチェコの道が舞台。チェコの道は全体的に道幅が狭く、ハイスピードで、起伏も多くあるのが特徴となる。デイ2には朝と日中に2回のリモートサービスが設定され、一日の終わりにはドイツに戻り、カルプフハムのサービスパークで45分間のフルサービスが予定されている。
競技3日目となる19日(土)のデイ3は、ドイツとオーストラリアのステージを走行。3本のステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走り、6本のステージの合計距離は123.46kmと4日間で最長の一日となる。また、SS10/13の「ビヨンド・ボーダーズ」は、ステージ名が示すようにドイツをスタートして、オーストリアでフィニッシュするという国境を越える。
ラリー最終日の20日(日)は、デイ4としてドイツで2本のステージを各2回走行。そのうち最終のSS18は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。
4日間におよぶ18本のステージの合計距離は302.51km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1584.44kmとなる。
トヨタは、オジェ、エバンス、勝田 貴元がワークスとしてエントリー。一方のヒョンデは、ヌーヴィル、アンドレアス・ミケルセンの布陣でのぞむ。