航続距離1000km超。乗り味にも期待が持てる
SUBARUのミッドサイズSUV「クロストレック」の選択肢が増えた。これまでのe-BOXERはマイルドハイブリッドのみだったが、それにエンジンとモーターを動力源とするストロングハイブリッド(シリーズ・パラレル方式)が仲間に加わったのだ。
新開発の2.5L水平対向エンジンと組み合わされるシステムで、そこにトランスアクスルを搭載することで、エンジンのゆとりある動力性能と高出力の駆動用モーターによる高い加速性能を愉しめるという。前後輪をプロペラシャフトでつなげる機械式シンメトリカルAWDの踏襲も、あらゆる路面での優れた走行安定性が期待できる。
大型の駆動用バッテリーを搭載しながらも燃料タンク容量が従来の48Lから63Lに拡大されたのも嬉しい。コンパクトな水平対向エンジンの特長が預かってのことだ。
これにより、マイルドハイブリッド搭載のAWDモデルに比べ約20%の燃費性能向上と合わせ、大幅に航続可能距離の伸長が測られた。社内計測だが、歴代SUBARU最長となるワンタンク1000kmを超える航続距離を実現しているという。
EVドライブモードの採用を含めEV走行領域の拡大も行われた。走行時の静粛性向上に寄与するのは言うまでもない。他には、18インチアルミホイールや、黒内装、12.3インチのストロングハイブリッド用液晶メーター、アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)などが専用として用意される。
なお、「クロストレック ストロングハイブリッド」の先行予約は、2024年10月17日より開始されている。
SUBARUクロストレック ストロングハイブリッド主要諸元
●全長×全幅×全高:4480×1800×1575mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1660kg
●エンジン:水平対向4DOHC+モーター
●総排気量:2498cc
●最高出力:118kW(160ps)/5600rpm
●最大トルク:209Nm/4000-4400rpm
●モーター最高出力:88kW
●モーター最大トルク:270Nm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・63L