2024年10月15日(現地時間)、米国ホンダはアメリカ・ケンタッキー州ルイビルで開催されたEquip Exposition 2024(10月15日〜18日)で、新型バッテリー式一般用/業務用芝刈機のシリーズを発表した。2025年仕様はバッテリー式歩行型芝刈機(HRX/HRN/HRC)と、180度旋回が可能なバッテリー式乗用型ゼロターン芝刈機(ZTR)をラインナップ、2025年にアメリカ全土のホンダパワーエクイップメントで販売される予定となっている。

プロ仕様の乗用型芝刈機「ZTR」は5つのモーターを搭載

バッテリー式乗用型ゼロターン芝刈機「ZTR」は、5つの独立した電動モーター (ブレードを回転させる3つのデッキモーターと車両を操縦する 2つの駆動用モーター)を搭載。48Vブラシレス電動モーターは、移動速度を犠牲にすることなく、きれいな刈り取りを実現する。

画像: バッテリー式乗用型ゼロターン芝刈機「ZTR」。ZTRとはゼロターン半径、つまり180度旋回が可能。

バッテリー式乗用型ゼロターン芝刈機「ZTR」。ZTRとはゼロターン半径、つまり180度旋回が可能。

バッテリーは 19.2kW/h のエネルギーを提供する 6つの48Vリチウムイオンバッテリーパックを装備。内蔵充電システムは、120Vまたは 240V充電に対応し、120 Vで約17時間で、240Vでは6時間で急速充電できる。

電動化によって、排出ガスゼロで騒音が少ない環境、運用コストの削減を実現するとともに、機械式サスペンション シートやねじり減衰機能付きフロントサスペンション、リアトレーリング アームサスペンションを備え、快適で扱いやすい製品を目指しているのも特徴。

もちろん芝刈機能もハイレベルで、ツインブレードシステムや15 段階の刈り高さ設定により、プロ並みの仕上がりを実現する。ガソリン駆動の ZTR を運転したことがある人は、その扱いやすさが向上していることが実感できる。

バッテリー式乗用型ゼロターン芝刈機「ホンダZTR」は、ノースカロライナ州スウェプソンビルのホンダノースカロライナ工場で生産され、2025年にアメリカ全土のホンダパワーエクイップメント販売店で販売される(価格は後日発表)。

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