三菱自動車工業は、第9回フィリピン国際モーターショー(The 9th Philippine International Motor Show)において、ミッドサイズSUVのコンセプトカー『MITSUBISHI DST CONCEPT(ミツビシ ディーエスティー コンセプト)』を世界初披露した。
さまざまな「荒れた路面」に対応するドライブモード
インテリアのインストルメントパネルは、高級感あるソフトマテリアルで包み込むことで上質さを演出するとともに、ドアトリムまで繋がるダイナミックな形状にすることで、空間の広がりを表現。また、広々とした室内に柔らかい日差しを取り込むパノラマサンルーフによって、明るくリラックスできる開放的な空間を楽しむことができる。
荒れた路面でも安心して走行できる高い最低地上高をしっかりと確保するとともに、激しい降雨による冠水路でも安心して走行することができる「ウェット」モードや、舗装されたワインディングロードでのきびきびとした走りを実現する「ターマック」モードをはじめ、「ノーマル」、「グラベル」、「マッド」とアセアン地域のさまざまな路面状況に応じた5つのドライブモードを用意。これにより前輪駆動方式ながら、どんな天候や路面でも安全・安心で快適な走りを実現している。
代表執行役社長兼 最高経営責任者の加藤隆雄氏は「『MITSUBISHI DST CONCEPT』は、現在の中期経営計画「Challenge 2025」で投入する新型3列SUVのコンセプトカーであり、量産車は2025年度からフィリピンを含むアセアン地域を中心に展開します。アセアン地域で生まれ、世界中のお客様にご愛顧いただき、主力車種へと成長したクロスオーバーMPV『エクスパンダー』や、2023年度の発売以来、好評を博しているコンパクトSUV『エクスフォース』に続く当社の世界戦略車を目指し、お客様の行動範囲を広げる三菱自動車らしいSUVとして仕上げてまいります」とコメントを発表している。