2024年11月20日(英・現地時間)、ベントレーのビスポーク(特別注文)部門であるマリナーは、米・カリフォルニアにあるベントレー ランチョ ミラージュと共同で製作した「エクスプレッション オブ テクスチャー(Expressions of Texture=質感の表現)」を発表。「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」をベースに、カリフォルニアの自然をテーマとした内外装のスペシャルモデルだ。

ボディカラーはサテン4色。インテリア装飾に2億年まえの石を使用

「顧客を選ぶ」。まさにこの言葉がピッタリのベントレー マリナーが作り出すビスポーク(特別注文)のコレクションに「エクスプレッション オブ テクスチャー(Expressions of Texture=質感の表現)」が新たに加わった。米・カリフォルニアのベントレー ランチョ ミラージュとの共同開発から生まれたモデルで、カリフォルニアの自然をテーマにした意匠が凝らされている。

画像: ピーコック ブルーサテンのボディカラー。55時間を費やして塗装された。

ピーコック ブルーサテンのボディカラー。55時間を費やして塗装された。

ボディカラーは、ピーコック ブルーサテンをはじめゴースト ホワイトパールサテン、ハバナサテン、ブリティッシュ レーシング グリーンサテンの4種類が用意され、その塗装には55時間もの専門職人達の労力が費やされている。

ブリティッシュ レーシング グリーンサテンは言わずもがなだが、ピーコック ブルー サテンはカリフォルニアの夜空の星を、ゴースト ホワイトパールサテンは砂漠を、ハバナサテンは山々と夕陽をイメージしているという。

インテリアは、その色はボディカラーをなぞるが、そこですまないのがマリナー。キルティング加工されたシートやトノカバーの造形美に息を呑むばかりだ。もちろん、専門の職人が手間暇かけて作り上げたものだ。

画像: 2億年前の石がインテリアの装飾の一部として使われている。

2億年前の石がインテリアの装飾の一部として使われている。

そして極め付けが、ドアパネルやコンソールなどの一部装飾に使われている石板。2億年前のものを加工したものだという。デザインもすごいが、素材も並大抵のものではない。顧客ターゲットが感性の高い人物ということだが、彼らの心を刺激するに余りあることは確かなようだ。

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