ハイウエイ ドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげ。今回は首都高の平和島PA(上り)のグルメを紹介しよう。

東京23区内では最大級のフードコート付きPA

画像: 首都高の道路の上にある平和島PA(上り)。2020年4月にリニューアルされた。

首都高の道路の上にある平和島PA(上り)。2020年4月にリニューアルされた。

首都高1号羽田線を神奈川方面から東京に向かい、羽田空港を抜けた先にあるのが平和島PA(上り)です。平和島IC(インターチェンジ)の上りから首都高に入ってすぐの左手にPAの入り口があります。

この平和島PA(上り)は、首都高の中でも東京23区内にある数少ないフードコート付きのPAです。規模としては、都内最大級といえます。コロナ禍の2020年4月にリニューアルを実施しました。

ユニークなのは、ショップコーナーに「ゴジラコーナー」が設置されていること。じつは、2016年公開の映画「シン・ゴジラ」において、ちょうど平和島PA(上り)の付近にゴジラが上陸したというのが由来となっています。

とはいえ、平和島PA(上り)を利用するのは、主に働くドライバーたち。今回は、そんなドライバーに愛されるグルメを紹介しましょう。

海苔と出汁の香りを、さっと楽しむ

画像: 平和島PA(上り)のフードコートにて朝食などで人気を集める「花巻そば(海苔そば)」(650円)。そばの代わりにうどんも選べる。

平和島PA(上り)のフードコートにて朝食などで人気を集める「花巻そば(海苔そば)」(650円)。そばの代わりにうどんも選べる。

平和島PA(上り)に近い品川や大森の地は、江戸時代から明治〜大正〜昭和にかけて海苔の一大産地でした。海苔の養殖をスタートしたのも、この品川や大森の地となります。そんな地元自慢の素材である“海苔”をふんだんに用いたのが「花巻そば(のりそば)」(650円)です。

これは、基本となる「かけそば」に、荒くカットした海苔を振りかけただけという、きわめてシンプルそのものというメニューです。

さて、「花巻そば(のりそば)」を目の前にすると、ふんわりと海苔の香りに気づかされます。磯の香が、食欲を呼び覚まします。そばの汁は透明で、あまり塩辛くなく、出汁の香りが楽しめるというもの。海苔と出汁の香りに誘われ、そばをいただけば、あっという間に完食。やはり、忙しい朝方に大人気になっているとか。

「昨夜は飲みすぎちゃったな~」というときや、「朝食は食べたけれど、もう少し何か食べたいな」というときにも、ぴったりの一杯でしょう。しかも、注文してから出てくるまで早いんです!

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