2025年2月21日(現地時間)、メルセデス・ベンツ クラシック センターはドイツ・シュトゥットガルトで開催されるクラシックカーの見本市「レトロクラシック2025」(2025年2月27日から3月2日) に 、1955年製の 300 SL「ガルウィング」(W198)、 1988年製の 300 SL (R107)、ヤングタイマーとして2代目 CL600 (C 215) を出展すると発表した。

今年で24回目を数える伝統的なクラシックカーの見本市「レトロクラシック」

「レトロクラシック」は自動車の街でありメルセデス・ベンツやポルシェの本拠地のあるシュトゥットガルトで開催される伝統的なクラシックカーの見本市。今年で24回目を数え、毎年、歴史的に重要な車両の幅広いエキサイティングなモデルが来場者を魅了するとともに、トレードショーとして販売も行われてきた。展示会場は、アウトバーンA8とシュトゥットガルト国際空港のすぐ近くという便利な場所にある。

画像: 1955年製の 300 SL「ガルウィング」(W198)。パリの「レトロモービル」で撮影されたもの。

1955年製の 300 SL「ガルウィング」(W198)。パリの「レトロモービル」で撮影されたもの。

メルセデス・ベンツ クラシック センターのブースに展示される2台の歴史的な300 SLのうちの1台、1955年製の 300 SL「ガルウィング」(W198)は、シルバー グレーメタリックの塗装や「ギャバジン ブルー チェッカー」のインテリアも70年前の車両そのまま。現在も修復中だが、あえて修復途中の車両を展示することで、クラシックカーを未来に残すには本物の素材と歴史的に適切な加工に関する深い専門知識と経験が必要であり、この特定の知識を世代から世代へと伝えることが重要であることを示す狙いもあるという。

もう1台の 1988年製の 300 SL ロードスター(R107)はワンオーナー車で、走行距離はわずか 2万6500km と非常に良好な状態で、グレー ブルーの塗装と黒のレザー インテリア、リアベンチ シートも元の状態を保っている。

もうひとつの注目車両、2代目 CL600 (C 215) は、クラシックというよりもヤングタイマーに属する車両。「レトロクラシック2025」が開催された後、2025年4月11日から11月2日までドイツ・シュトゥットガルトにあるメルセデス・ベンツ ミュージアムで「メルセデス・ベンツ ヤングタイマー特別展」が行われることになっているが、今回はその予告編の意味も込めて特別展示される。

画像: 1988年製の 300 SL ロードスター(R107)。ボディカラーはクラシカルなグレー ブルー。

1988年製の 300 SL ロードスター(R107)。ボディカラーはクラシカルなグレー ブルー。

昔ながらの職人技と純正部品を未来に繋げることの重要性

今年のレトロ クラシックでは、メルセデス・ベンツ クラシックセンターのスペシャリストが内外装のレストアや、トランスミッション、ステアリングシステムなどの機械部品の作業をライブで実演する企画も予定されている。消耗部品の適切な交換はクラシックカーの信頼性を長く持続するためには不可欠な前提条件で、希望者には入手可能な純正部品の情報も提供される。

また、メルセデス・ベンツ クラシックセンターのブースにはデジタル プラットフォーム「ローリントン(Roarington)」と連携した2台のドライビング シミュレーターが用意され1955年製の 300 SL「ガルウィング」(W198)を運転できるほか、忠実なレプリカに乗り込んだり写真を撮影することもできる。ブースでは車両の販売をはじめ、ファン グッズやアクセサリーの販売も行われる。

画像: 1955年製の 300 SL「ガルウィング」(W198)のシート。メルセデス・ベンツ クラシックセンターは最高レベルの技術でレストアが行われる。

1955年製の 300 SL「ガルウィング」(W198)のシート。メルセデス・ベンツ クラシックセンターは最高レベルの技術でレストアが行われる。

■デジタル メルセデス・ベンツ コミュニティ
https://www.mercedes-benz.com/de/exklusiv/mercedes-benz-community/willkommen-zur-community/

This article is a sponsored article by
''.