Hondaのパワープロダクツを1/20スケールで忠実に再現

組み立て式プラモデル「PLAMAX MF-88 minimum factory みのり with Honda 船外機 BF350」(Max Factory Plastic Model Series)
- 今回は、みのりちゃんシリーズの何作目ですか。
高久「商品としては第四弾ですが、機械としては、三種類目です」
- 今回は船外機ですが、これは自然な流れだったのですか。
高久「Hondaと取り組んだ『人と機械が一緒にいる景色シリーズ』は、耕うん機、除雪機と続いたので、第三弾もなにかやりたいという話はしていました」
- 他に候補はあったのですか。
高久「プラモデルユーザーが、メカニカルな魅力を楽しめるアイテムは何かな、と考えたときに頭の中に船外機もいいなと浮かんでいました。Hondaのパワープロダクツにありましたし、商品化するしないは別にどのようなものがあるか調べていました。すると機械としては面白いものだと気が付き、次に何をやるか話し合ったときに船外機にしようと意見が揃って方向性が決まりました」

マックスファクトリー 企画部 PLAMAXチームの高久裕輝さんは、第一作目の「みのり with Honda 耕耘機 F90」をはじめ「いなほ with Honda 耕耘機 F90 水田車輪Ver.」、「みのり with Honda 除雪機 HSS1170h」の人気プラモデルシリーズを担当する。

組み立て式プラモデル「PLAMAX MF-88 minimum factory みのり with Honda 船外機 BF350」(Max Factory Plastic Model Series)●パッケージIllustration:山下しゅんや ●スケール 1/20 ●サイズ 船外機全高:約105mm、みのり全高:約90mm ●付属 水転写デカール及びメタルインレット ●BF350 V8エンジン 排気量 4952cc、最高出力350馬力
耕うん機、冬の除雪機に続く第3弾は夏の船外機
- 最初からBF350(以下350)だったのですか。
高久「350は発表前だったのでBF250(以下250)で考えました。春に使う耕うん機、除雪機は冬と製品に季節感はとても大切で、次は夏がいいと考えたのも船外機を選んだ理由のひとつです」
- 250で制作が始まっていた。
高久「どのぐらいの大きさなのか知るために、1/20スケールの簡単なモックアップを3Dプリンターで出力して作りました。シリーズとしてボリューム感が問題ないことを確認しました。その後、マリン事業部へ協力をいただきに伺いましたが、その時に『せっかくなら9月のジェノバで発表された新しい350はいかがですか』と逆オファーをいただきました」

マックスファクトリー企画部 PLAMAXチームの高久裕輝さんと、新たに専用設計で開発されたホンダ初の市販V8エンジンである船外機「BF350」は最高出力は350psを誇る。