内外装をはじめ乗り心地や効率性もアップデート
モデルYはテスラのミッドサイズSUV電気自動車(EV)だ。テスラ5番目のモデルとして2019年に発表(日本仕様は2022年に受注開始)された。2023年には世界で約120万台を販売し、EVとして初めて世界の車種別販売台数のトップに立った。
今回のアップグレードでは、サイバートラック(Cybertruck)やロボタクシーのサイバーキャブ(Cybercab)から得た大胆なデザインテイストを取り入れ、リアまわりでは拡散反射技術によるボディパネルテールランプを採用するなど、先進的な変更も含めたエクステリアに仕上がっている。
インテリアではフロントシートにベンチレーションを追加するなど居住性を向上させた。またウインカーをレバー式に変更したり、リアシート用に8インチ ディスプレイも装着されるなど、快適な車内空間を提供する。
サスペンションも全面的に再調整され、悪路での振動吸収性能を向上させて乗り心地を大幅に改善している。またフロントバンパー下部にブラインドスポットカメラを追加するなど、安全装備もアップデートされている。
ここで紹介する2モーターの「ロングレンジ」の航続距離は635km(従来型は605km)、0→100km/h加速は4.3秒(同5.0秒)と、パフォーマンスも向上。日本仕様は初回限定版の「ローンチシリーズ」から導入が開始される。
テスラ モデルY ロングレンジ 主要諸元
●全長×全幅×全高:4800×1920×1625mm
●ホイールベース:2890mm
●車両重量:1990kg
●モーター:交流同期電動機×2
●最高出力:前158kW、後220kW
●最大トルク:前240Nm、後350Nm
●バッテリー総電力量:未発表
●一充電航続距離:635km(自社測定値)
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:255/40R20
●車両価格(税込):683万9000円