A6 e-tronとは異なるデザインの方向性
エクステリアはバッテリーEVのA6 e-tronとは異なるデザインの方向性で、機能性とエアロダイナミクスを追求。フロントの大型エアカーテンとインテークで空気の流れをコントロールし、ルーフスポイラーとリアウィンドウの両側にある空力パネル、ショルダーエリアから力強く張り出したクワトロブリスターと相まって、抗力係数0.25という数値を達成している。

広々としたスペースと最先端のテクノロジーが盛り込まれたインテリア。車内の空気品質を向上させるイオン化装置と微細粉塵センサーも採用される。
インテリアにはバーチャルコックピットとMMIタッチディスプレイを組み合わせた「パノラマディスプレイ」、10.9インチの「パッセンジャーディスプレイ」を装備。さらに、光があふれるインテリアと効果的なシェードを切り替える「パノラマガラスルーフ」や高い遮音性、Bang & Olufsenの3Dサウンドが快適な室内空間を作り上げる。
アウディAGのゲルノット・デルナーCEO氏は、新型A6の世界初公開に際して「私たちはアバントの歴史に新たな章を刻もうとしています。新型アウディA6は、エレガントでダイナミックなデザインと卓越した空力特性を融合しています。効率的で高性能な駆動システムと最先端のサスペンション技術がスポーティさと高い快適性を融合し、A6でのドライブをファーストクラスの体験にします。新型A6によって、モデルシリーズのポートフォリオを刷新します」とコメント。激化する競争の中でアウディA6は重要な役割を果たすことになりそうだ。
ドイツでの車両価格は5万8000ユーロ(約928万円)から、MHEV プラステクノロジーを搭載した2.0TDIは6万1700ユーロ(約987万円)から。2025年5月末からデリバリーされる。