2025年3月4日(ドイツ現地時間)、アウディAGが最新のハイブリッド技術を採用した新型「A6」を世界初公開した。先行して登場したバッテリーEVの「A6 e-tron」(日本未導入)にはスポーツバックとアバントが設定されているが、新型「A6アバント」のデザインは「A6 e-tron」よりもむしろ「A5 アバント」との共通性を感じさせる仕上がりとなっている。

A6 e-tronとともに、Eセグ市場をリードする存在に

新型アウディA6アバントは、2.0TFSIガソリンターボエンジンのほか、マイルドハイブリッドテクノロジー「MHEVプラス」を採用した最新のガソリンエンジンとディーゼルエンジンを搭載。これまで以上にダイナミックで効率的、そしてデジタル化されて登場した。

画像: アウディらしい端正なスタイリングの新型「A6アバント」。A6 e-tronとは異なる独自のデザインが採用された。

アウディらしい端正なスタイリングの新型「A6アバント」。A6 e-tronとは異なる独自のデザインが採用された。

EセグメントのバッテリーEVとして「A6 e-tron」がすでに登場しているが、新型「A6」はアバントのみの設定で、今後スポーツバックあるいはセダンが設定されるかは明らかになっていない。完全電動化時代に向けて、内燃エンジンを搭載しながら電動化を進める「A6」も大きな注目を集めている。

150kW (204ps) の 2L直4TDIディーゼルターボエンジンと270 kW (367ps)の3L V6TFSIガソリンターボエンジンには、内燃エンジンをサポートしてパフォーマンスと運転快適性を向上させ、CO2排出量を削減する「MHEVプラス」システムをドッキング。

このシステムは、48Vバッテリー、ベルトオルタネータースターター (BAS)、統合型パワーエレクトロニクスを備えたパワートレーンジェネレーター (PTG) の3つの主要コンポーネントで構成される。コースティング走行しているときは電力で走行し、追い越し時にはモーターがパワーアシストし、減速時にはエネルギーを回収、さらに部分的な自動運転を実現する。

走行性能面では、オールホイールステアリングやアダプティブエアサスペンションを装備して、スポーツ性と快適性を融合。クワトロスポーツディファレンシャルが高い敏捷性をもたらす。

また標準装備の「プログレッシブステアリング」は従来よりもダイレクトな応答性を実現。ステアリングホイールからホイールまでの全体の剛性を高め、ステアリングのレスポンスを改善した。

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