2025年3月10日、ステランティス ジャパンは「フィアット(FIAT)」ブランド初のマイルドハイブリッドモデル「600(セイチェント)ハイブリッド」を同年6月ごろ発売すると発表。それに先駆けてティザーサイトを公開した。
モーター走行も可能な、フィアット初のMHV

クラス最高レベルの23km/Lという燃費性能も実現した、フィアット 600ハイブリッド。
フィアット 600eは2024年9月に日本でも発表されたコンパクトSUVの電気自動車(BEV)だ。本国仕様ではBEVだけでなくマイルドハイブリッド車(MHV)の「600ハイブリッド」が設定されていたが、日本仕様にもMHVが導入されることになった。
フィアット初のMHVとなる600ハイブリッドは、1.2Lの3気筒ガソリンターボエンジンに48Vのリチウムイオンバッテリーと電気モーターを組み合わせ、136psを発生する。高速道路の合流など、加速が必要なときには電気モーターが力強くサポートする。また、条件次第では電気モーターのみでの走行も可能だ。クラス最高レベルの23km/Lという燃費性能も実現している。
ボディサイズは、全長4200×全幅1780×全高1595mmと、BEV版の600eと変わらない。両手に荷物を抱えていてもつま先をかざすだけで開くパワーリフトゲートを標準装備し、ラゲッジスペースはリアシート使用時でも385L(600eは360L)と十分に広い。ボディカラーは専用色のシーグリーンを含む4色が設定されている。
車両価格や装備などの詳細に関しては、あらためて発表される予定だ。なおステランティス ジャパンでは、この600ハイブリッドの発売に先駆けてティザーサイトを公開した。商品情報はもちろん、グランピングリゾートへの宿泊券が当たるキャンペーン情報などをアップしている。

つま先をかざすだけで開くパワーリフトゲートを標準装備したラゲッジスペース。