2025年で誕生から70周年を迎えるトヨタ クラウンのラインナップに、待望の「エステート」が3月13日、追加された。ダイナミックな造形や、仲間や家族とのアクティブライフを楽しむことができるユーティリティが、クラウンが持つ品格、ゆとり、そして機能性が見事な調和を見せている。3月16日(日)までは東京・麻布台ヒルズアリーナにて、お披露目イベントを開催中だ。

お披露目イベントで見えてきたエステートの志とは

3月13日、新型クラウンエステート発表のタイミングで開催されたイベント「Discover Your Way Life with CROWNs」では、開発陣によるプレゼンテーションに続いて、ゲストを加えたトークショーを実施。4種類の「クラウンズ」が持つ個性のそれぞれの魅力が浮き彫りにされていった。

画像: 麻布台ヒルズでお披露目されたのは、THE CROWN店専売となる特別仕様車「THE LIMITED-MATTE METAL(ザ・リミテッド・マットメタル)シリーズ」のエステートバージョン。特殊なコーティングによって、耐久性も非常に高い。

麻布台ヒルズでお披露目されたのは、THE CROWN店専売となる特別仕様車「THE LIMITED-MATTE METAL(ザ・リミテッド・マットメタル)シリーズ」のエステートバージョン。特殊なコーティングによって、耐久性も非常に高い。

画像: フロントマスクも個性的だが、リアまわりの豊かなボリュームが、エステートとしてのグレード感の高さを物語っているように思えた。

フロントマスクも個性的だが、リアまわりの豊かなボリュームが、エステートとしてのグレード感の高さを物語っているように思えた。

新型クラウン エステートに話題を絞ると、製品企画主査の本間裕二氏いわく、ターゲットとするユーザー像は「仕事にも遊びにも一生懸命」な人、とのこと。コンセプトはずばり「大人のアクティブキャビン」だ。

そのこだわりに応えるために、広さだけでなく使い勝手にもこだわったラゲージスペースが与えられたという。用意されたデッキテーブルやデッキチェアといったアイテム類は、車中泊を快適にしてくれる装備にほかならない。

「FRのセダン」といった長きにわたる固定観念から解き放たれた16代目クラウンシリーズの中でも、ひときわ「自由」で「豊かな発想」につながる仕様と言えるだろう。

若手デザイナーが頑張ってデザインしたというバンパー一体のグリルや、全身に流れるシャレっ気にも似たゆとり感をファッションに例えるなら「スマートカジュアル」といったところ。開発陣としても「ジーンズでもスーツでもOKな存在にしたかった」(プロジェクトチーフデザイナー 宮崎満則氏)という。

ステージ上に飾られたクラウン エステートがまとうボディカラーについても、こだわりがある、とカラーデザインを担当した宍戸恵子氏。いわく、「早朝の凛とした澄んだ空気」からインスピレーションを得た、とのこと。「ワクワクする1日が始まるその時に、クラウン エステートが寄り添っている情景」から思いついた個性だ。

自由なクラウンはこれから、どんな「面白さ」を実感させてくれるのか

トークショーでは、クルマ好きとして知られるラジオDJ サッシャ氏が、「このクラウンは世界に向けて色気を発信している」とコメント。開発陣をひときわ喜ばせていた。

画像: トークショーのひとこま。左からゲストのサッシャ氏と古賀さん、プロダクトチーフデザイナーの宮崎氏。

トークショーのひとこま。左からゲストのサッシャ氏と古賀さん、プロダクトチーフデザイナーの宮崎氏。

もうひとりのゲストは、パリ2024オリピックでバレーボール女子日本代表を務めた元バレーボール選手古賀紗理那さん。実は免許を持っていなかったのだが、「クラウンスポーツに一目ぼれして、自分で運転するために取得したいました」というわけでは、開発陣と会場がさらに盛り上がりを見せる。

オリンピック代表の主将と、開発陣統括という立場からの共通性という点では、チーフエンジニアの清水竜太郎氏と古賀さんとのやりとりが興味深い。年齢や経験値にこだわることなく、チームが一丸となって考え、意見を交わし、信頼し任せ合う・・・そんな「現場」の在りかたにひとつの理想があることを認め合っているシーンが印象的だった。

いよいよ出そろった4台の「クラウンズ」。清水氏は、「(ユーザーが)選んでくれたクルマが、その人にとってのフラッグシップになってくれると嬉しい」と語る。

思えば、「ターボ×ハイブリッド×スポーティな4WD」の衝撃的なパフォーマンスで度肝を抜いてくれたクロスオーバーに始まり、スポーツでは「ドライビングを楽しみつくすための電動化」という未来の理想形の一端を具現化、さらに「水素の力」で王道的走りを実感させたセダンへと世界観を拡げてきた16代目クラウンは、とんでもなく「既存の価値にとらわれない自由奔放さ」というブランドバリューを、見事に構築してきているように思う。

画像: 駆動用モーターのポテンシャルアップなど、受領物を積む機会が多いエステート向けのチューニングが施されている。PHEVのEV走行距離は89kmを確保した。

駆動用モーターのポテンシャルアップなど、受領物を積む機会が多いエステート向けのチューニングが施されている。PHEVのEV走行距離は89kmを確保した。

同時に、そこには常にトヨタが目指す「面白いクルマの可能性」が示唆されているような気がするのだけれど・・・クラウン エステートは果たして、どんな「自由でメチャ楽しい」世界を、体験させてくれるのだろうか。そして文字どおり世界に羽ばたく「CROWN」のブランドとしてのこれからに、大いに期待したい

【新型クラウン エステート (クラウン スポーツ 参考値)】

全長:4,930mm(4720mm)
全幅:1,880mm(1880mm)
全高:1,625mm(1565mm)
燃費(WLTCモード):20.0km/L(PHEV)20.3km/L(HEV)
総排気量:2.487L

【新型クラウン エステート ラインナップ&プライス】

ESTATE RS (シリーズパラレルプラグインハイブリッドシステム:A25A-FXS2.5L/E-Four) 8,100,000円
ESTATE Z (シリーズパラレルハイブリッドシステム:A25A-FXS2.5L/E-Four)6,350,000円

【お得なKINTO情報】

クルマのサブスクリプションサービス「KINTO」では、自動車保険(任意保険)や自動車税、メンテナンスなどカーライフにかかる諸費用を月額料金に含めて提供してくれる。新型クラウン(エステート)については、「初期費用フリープラン」の7年契約・年2回のボーナス月加算165,000円(税込み)の場合で、ハイブリッド車が月額77,440円(税込み/最安値パッケージ/追加オプションなしの場合)プラグインハイブリッド車が月額103,620円(同)から利用可能だ。7年間の総支払額はそれぞれ税込みで、8,814,960円と11,014,520円(税込み)になる。

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