2025年3月21日(現地時間)、F1第2戦中国GPが上海インターナショナル・サーキットで開幕する。第1戦オーストラリアGP決勝を終えたばかりのF1グランプリはすぐさま中国に移動、シーズン開幕からいきなりの連戦でレースに挑む。しかも中国GPはスプリントフォーマットでの開催で、開幕戦からの立て直しを図るチームにとっては忙しい週末となりそうだ。

開幕2戦めで早くもスプリントレースフォーマットで開催

ただし、中国GPが開催される上海インターナショナル・サーキットとオーストラリアGPが行われたアルバートパーク・サーキットではコースの設定や路面状況が大きく異なるため、まだまだ不確定な要素も多い。

画像: ロングストレート2本を有する上海インターナショナル・サーキット。その直後のコーナーがオーバーテイクポイントとなる。

ロングストレート2本を有する上海インターナショナル・サーキット。その直後のコーナーがオーバーテイクポイントとなる。

上海インターナショナル・サーキットは低速コーナー、高速コーナー、そして超ロングストレートと様々な種類のコーナーで構成されるパーマネントコース。最終コーナーの立ち上がりで失敗すると、1.2kmほどの超ロングストレートからの1コーナーで簡単にオーバーテイクされてしまいかねない。

追い越しが可能なサーキットであり、タイヤへの負荷が大きいことから(とくに左フロントタイヤ)2ストップのレースとなると予想され、レース戦略も重要となる。なお、昨年不評だった路面は全面的に新しく舗装し直されている。

もうひとつ、スプリントレースフォーマットで開催されることもポイントとなる。チームは金曜日の1時間だけのフリー走行でマシンを仕上げ、金曜日午後のスプリント予選、土曜日のスプリントと予選、そして日曜日の決勝と慌ただしいスケジュールをこなさなければならない。

さらに、今回注意しなければならないのは気温。3月の上海は平均気温が18度を超えないが、週末の予報では金曜日から気温が20度を超え、土曜日には最高気温が26度に達すると見込まれている。この時期としては例年よりかなり暖かくなりそうだ。

画像: 上海インターナショナル・サーキットのコースレイアウト。全長5.451kmで、ちょうど上海の「上」の文字のような形状。

上海インターナショナル・サーキットのコースレイアウト。全長5.451kmで、ちょうど上海の「上」の文字のような形状。

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