2025年3月21日(現地時間)、F1第2戦中国GPが上海インターナショナル・サーキットで開幕する。第1戦オーストラリアGP決勝を終えたばかりのF1グランプリはすぐさま中国に移動、シーズン開幕からいきなりの連戦でレースに挑む。しかも中国GPはスプリントフォーマットでの開催で、開幕戦からの立て直しを図るチームにとっては忙しい週末となりそうだ。

2024年はスプリント→決勝でフェルスタッペンがライバルを圧倒

昨年の中国GPは4月21日にシーズン第5戦として行われ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが前日土曜日のスプリントに続き、決勝でも圧倒的な速さを見せつけた。

画像: 昨年の中国GPではレッドブルのマックス・フェルスタッペンが圧勝した。

昨年の中国GPではレッドブルのマックス・フェルスタッペンが圧勝した。

5年ぶりの開催となった中国GPは2回のセーフティカーが出る荒れた展開となったが、フェルスタッペンは最初のスタンディングスタートと2回の再スタートをいずれも無難に決め、2回目のセーフティカー後、残り25周での勝負となった”最終スティント”でも瞬く間に後続を引き離し、最終的には13秒以上の大差をつけてチェッカーを受けた。

フェルスタッペンの後方では、1ストップのマクラーレンのランド・ノリスがシャルル・ルクレール(フェラーリ)やセルジオ・ペレス(レッドブル)を寄せ付けずに2位でフィニッシュしている。

画像: 昨年の中国GPのタイヤ戦略。昨年はセーフティカーが2回、バーチャルセーフティカーが1回導入されたが、優勝したフェルスタッペンはミディアム→-ハード→ハードの2ストップだった。

昨年の中国GPのタイヤ戦略。昨年はセーフティカーが2回、バーチャルセーフティカーが1回導入されたが、優勝したフェルスタッペンはミディアム→-ハード→ハードの2ストップだった。

【参考】2024年F1第5戦中国GP決勝 結果

1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) 56周
2位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+13.773s
3位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+19.160s
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+23.623s
5位 55 C.サインツ(フェラーリ)+33.983s
6位 63 G.ラッセル(メルセデス)+38.724s
7位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+43.414s
8位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+56.198s
9位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+57.986s
10位 27 N. ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)+60.476s
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リタイア 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)
リタイア 3 D.リカルド(RB・ホンダRBPT)
ファステストラップ 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)

タイヤを供給するピレリは「中国GPでは、チームとドライバーだけでなく、ピレリにとっても特別な課題が待ち受けています。全面的に再舗装されたトラックを確認するためのフリー走行はわずか1時間しかありません。再舗装されてから数回しか使用されていないため滑らかになっているはずで、週末、トラックはラバーがのって急速に進化すると予想されます。タイヤは昨年と同じハード=C2 、ミディアム=C3 は、ソフト=C4 ですが、コンパウンドは昨年より進化しています。週末の気温はかなり上がりそうなので、4月下旬に行われた昨年とはタイヤ選択も違ったものになるでしょう」と分析している。

画像: 中国GP開幕を前に、ピレリが公開した分析データ。

中国GP開幕を前に、ピレリが公開した分析データ。

2025年中国GPは、3月21日11時30分(日本時間12時30分)からのフリー走行で開幕、スプリントは3月22日11時(日本時間12時)、予選は3月22日15時(日本時間16時)、決勝は3月23日15時(日本時間16時)に開始される。

2025年F1第2戦中国GP タイムスケジュール

フリー走行:3月21日11時30分〜12時30分(日本時間12時30分〜13時30分)
スプリント予選:3月21日15時30分〜16時14分(日本時間16時30分〜17時14分)
スプリント:3月22日11時〜12時(日本時間12時〜13時)
予選:3月22日15時〜16時(日本時間16時〜17時)
決勝(56周):3月23日15時〜(日本時間16時〜)

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