角田裕毅の起用で巻き返しを図るレッドブル
開幕戦オーストラリアGP、第2戦中国GPとマクラーレンが連勝。開幕2戦を終え、マクラーレンが抜け出し、メルセデスがこれに続き、レッドブルとフェラーリが“3番手”を争う、という構図が少しずつ見えてきた。今週末からは、日本、バーレーン、サウジアラビアと続く3連戦に突入、この3連戦で流れがどう変わるか注目される。

日本GPに向けて特別なカラーリングが施されたレッドブルのマシン。フェルスタッペン、角田裕毅のヘルメットもスペシャルデザインとなる。
まず動いたのがレッドブルだ。不調のリアム・ローソンに代えて、レーシングブルズの角田裕毅を起用して巻き返しを図ってきた。リアム・ローソンは入れ替わりでレーシングブルズに移籍する。
角田は開幕から好調で、しかも母国GPということもあり、ここでどんな走りを見せるか期待される。レッドブルにとっては、なんとか早いうちにマクラーレンの独走を止めておきたいところだろう。なお、角田は第4戦以降もレッドブルから参戦する予定だ。
また日本GPのフリー走行で、平川亮がアルピーヌから出走することも発表されている。
2025年F1ドライバーズランキング(第2戦終了時)
1位 4 L.ノリス(マクラーレン) 44
2位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)36
3位 63 G.ラッセル(メルセデス)35
4位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)34
5位 12 K.アントネリ(メルセデス)18
5位 16 C.ルクレール(フェラーリ)18
7位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)17
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12位 22 角田裕毅(レーシングブルズ)3
2025年F1コンストラクターズランキング(第2戦終了時)
1位 マクラーレン 78
2位 メルセデス 57
3位 レッドブル 36
4位 ウイリアムズ 17
4位 フェラーリ17
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9位 レーシングブルズ 3
ドライバーの腕が試されるタフな鈴鹿サーキット
日本GPが行われる鈴鹿サーキットは、世界的にも珍しい8の字コース。これにより、左コーナーと右コーナーのバランスがより均等になり(右コーナーが10、左コーナーが8)、タイヤ間の負荷が均等に分散される。一方で、急カーブと高低差のあるコース設定はクルマにもドライバーにもタフなことで世界的に知られている。
垂直、横方向、縦方向とあらゆる方向でタイヤに大きな負荷がかかり、燃料を多く積むとラップタイムとパフォーマンスに大きな影響を与えるのも特徴。また、決勝でのオーバーテイクが簡単なコースではなく、スターティンググリッドが重要となるため、例年、予選から激しい戦いが展開される。
今年の新しい点は、最後のシケインの出口からターン8の入り口まで、トラックの大部分が再舗装されたこと。またランオフ エリアのグラベルなどに小さな変更も行われている。

鈴鹿サーキットのコースレイアウト。全長5.807kmのコースには18のコーナーと大きな高低差があり、直線部分は少ない。

鈴鹿サーキットは130Rと200Rが続く複合のダンロップコーナー、デグナー、タイヤに負担がかかるスプーンカーブ、300km/hで通過する超高速の130Rコーナーなど、息の抜けない高速コーナーが多く、「走っていて楽しいサーキット」とドライバーからの人気も高い。