サービスパークは島北東部の都市オルビアへと移動
迎える第6戦は、地中海に浮かぶ美しきサルディニア島を戦いの舞台にしたラフグラベルラリー。ただし同じ未舗装路であっても路面はポルトガルとやや異なり、非常に硬いベースの上に目の細かい砂がのっているのが特徴。また、気温も摂氏30度を越えることが多く、クルマ、タイヤ、選手にとっては厳しいコンディションとなる。

WRC第6戦ラリー・イタリア サルディニアが行われるサルディニア島は風光明媚なことでも知られる。ステージはグラベル(未舗装路)となる。
ステージは高速となるうえに、道幅は全体的に狭く、岩や木が道のすぐ脇に迫り、そのためミスに対するマージンは少なく、精度の高いドライビングが求められる。また、1本のステージを1回目に走る時は路面に砂が多いため、出走順が早いドライバーたちにとっては非常に不利なコンディションになる一方で、何台かのクルマが走り砂が掃き飛ばされると硬い岩盤が露出するなど、コンディションは大きく変化する。
ラリーの中心となるサービスパークは、昨年のアルゲーロから、サルディニア島北東部の都市オルビアへと移動。1年おきにサービスパークを交代する方式が定着している。
ラリーは、圧縮されたフォーマットが採用された昨年とは異なり、一般的なスケジュールに回帰。まず、木曜日の午後にオルビアでシェイクダウンが行われ、競技は翌日金曜日の朝からスタート。
デイ1として3本のステージを、オルビアでのミッドデイサービスを挟んで各2回走行する。
土曜日のデイ2も同様のフォーマットとなり、やはり3本のステージを、オルビアでのミッドデイサービスを挟んで各2回走行。その合計距離は121.60kmとデイ1よりも1km弱長く、3日間で最長のステージ距離を走る一日となる。