トヨタはエバンス、ロバンペラ、オジェで開幕6連勝を狙う
最終日となる日曜日のデイ3は、2本のステージを各2回走行する最短の一日。3本のステージの後にはオルビアでサービスが設定され、その後、SS14の再走ステージとなるSS16でラリーはフィナーレを迎える。なお、SS16はトップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に設定されている。
ラリーは3日間で16本のステージを走行し、その合計距離は320.08km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は、1191.44kmが予定されている。

WRC第6戦ラリー・イタリア サルディニアのステージマップ。サービスパークは島北東部の都市オルビアに置かれる。
トヨタはドライバーズランキングのトップ3、エルフィン・エバンス、カッレ・ロバンペラ、セバスチャン・オジェがワークスエントリー。勝田貴元が4台めのGRヤリス ラリー1をドライブしてチームをフォローする。

前戦ラリー・ポルトガルに続いて、夏仕様のクールなカラーリングで参戦するトヨタ GRヤリス ラリー1。
一方のヒョンデはティエリー・ヌーヴィル、オイット・タナック、エイドリアン・フルモーの3台で挑む。ヒョンデはラリー・イタリア サルディニア3連覇中で(ヌーヴィルが2023年、タナックが2022、2024年にこのラリーを制覇)、フルモーも前戦ラリー・ポルトガルの金曜日にトップを走るペースを見せており、得意とするラフグラベルラリーでトヨタの連勝にストップをかけたいところだ。

このラリーを得意とするヒョンデは、有利な出走順を生かして金曜日からプッシュする。ラリー・ポルトガルで得た新しいハンコックのグラベル用タイヤの経験をどう生かすかがポイントになりそうだ。