2025年6月15日(現地時間)、F1世界選手権第10戦カナダGPがモントリオール郊外イル・ノートルダム島のジル・ビルヌーブ・サーキットで開催され、メルセデスのジョージ・ラッセルが優勝、2位にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン、3位にはメルセデスのキミ・アントネリが入った。グリッドペナルティで18番手スタートとなった角田裕毅(レッドブル)は、1ストップ戦略で浮上を狙ったが12位に終わった。

マクラーレンのピアストリとランド・ノリスが接触

逆転の機会もなく2位となったフェルスタッペンは「今日はできる限りのことはできた。悪くない結果だ」と納得顔。一方、ここまでシーズン最速だったマクラーレン勢はスタートタイヤを分けるという戦略だったが、終盤の67周目のホームストレートでピアストリとランド・ノリスが接触、ノリスがリタイアするという悪夢の展開となり、レースはセーフティカー先導のままフィニッシュする幕切れとなった。

画像: レース終盤、チームメイト同士で4位の座をめぐって争っていたオスカー・ピアストリとランド・ノリスがホームストレートで接触。ノリスはピットウオールにヒットしてリタイア。マクラーレンにとっては悪夢のような結果となってしまった。

レース終盤、チームメイト同士で4位の座をめぐって争っていたオスカー・ピアストリとランド・ノリスがホームストレートで接触。ノリスはピットウオールにヒットしてリタイア。マクラーレンにとっては悪夢のような結果となってしまった。

これでドライバーズ選手権では4位に生き残ったランキング首位のピアストリがノリスとの差を22点に拡大。フェルスタッペンはノリスとの差を21点に縮め、ラッセルもフェルスタッペンとの差を19点に縮めている。

次戦第11戦オーストリアGPは6月27日にシュピールベルグのレッドブルリンクで開幕、決勝レースは6月29日に行われる。(文:新村いつき)

画像: カナダGPのタイヤ戦略。戦略面では2ストップが最速で、最も効果的なタイヤはハードタイヤだった。

カナダGPのタイヤ戦略。戦略面では2ストップが最速で、最も効果的なタイヤはハードタイヤだった。

2025年F1第10戦カナダGPリザルト

2025年F1第10戦カナダGP決勝 結果

1位 63 G.ラッセル(メルセデス)70周
2位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+0.228s
3位 12 K.アントネリ(メルセデス)+1.014s
4位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+2.109s
5位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+3.442s
6位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)+10.713s
7位 14 F.アロンソ (アストンマーティン・メルセデス)+10.972s
8位 27 N.ヒュルケンベルグ(キックザウバー・フェラーリ)+15.364s
9位 31 E.オコン(ハース・フェラーリ)+1L
10位 55 C.サインツ(ウイリアムズ・メルセデス)+1L
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12位 22 角田裕毅(レッドブル・ホンダRBPT)+1L
ファステストラップ 63 G.ラッセル(メルセデス)

2025年F1ドライバーズランキング(第10戦終了時)

1位 81 O.ピアストリ(マクラーレン) 198
2位 4 L.ノリス(マクラーレン)176
3位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)155
4位 63 G.ラッセル(メルセデス)136
5位 16 C.ルクレール(フェラーリ)104
6位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)79
7位 12 K.アントネリ(メルセデス)63
8位 23 A.アルボン(ウイリアムズ)42
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15位 22 角田裕毅(レッドブル)1

2025年F1コンストラクターズランキング(第10戦終了時)

1位 マクラーレン 374
2位 メルセデス 199
3位 フェラーリ 183
4位 レッドブル 162
5位 ウイリアムズ 55
6位 ハース 28
6位 レーシングブルズ 28

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