タイトル争いのカギは次戦菅生か?
第7戦終了時点で坪井が87ポイントでトップ、太田が84ポイント、牧野が73ポイント、岩佐が67ポイントと続く。
岩佐は安定感があり上位フィニッシュが続き、今大会も2戦ともに表彰台を獲得している。調子も上がっている岩佐だが、今季は2度もトラブルに見舞われた影響が大きくポイント面で厳しい状況となった。

今年のタイトル争いはこの2台で行われるのか。
牧野も飛躍の年を迎えているが、好不調の波が大きく今大会では5位が最高位。しかしまだ5戦が残っており、タイトル争いは坪井(VANTELIN TEAM TOM’S)vs DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの太田、牧野の三つ巴になることが予想される。
タイトル争いで注目したいのは次戦の菅生。今年はダブルヘッダーでの開催が多く、残り5戦だが、開催されるのは菅生、富士、そして最終戦鈴鹿と残り3戦のみとなっている。
坪井は富士、太田と牧野は鈴鹿、と互いに得意にしているトラックでのレースが2戦ずつ残っている。これまでの成績からして、相手の得意なサーキットで勝つことは難しいだろう。菅生での結果はタイトル争いにおいて重要な役割を果たすのではないだろうか。
第6戦で優勝したとはいえ、第7戦で太田に優勝を奪われた坪井にとって菅生は落とせないレースとなるだろう。太田が次戦勝てば勢いに乗る可能性が高い。一方、牧野がタイトル争いに残るためにはチームメイト対決を制さなければならない。3者の思惑が交差する第8戦菅生は見逃せない1戦になるはずだ。
2025年 スーパーフォーミュラ ポイントランキング 第7戦終了時 (トップ10)
1 1 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)87
2 6 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)84
3 5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)73
4 15 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)67
5 16 野尻智紀(TEAM MUGEN)57
6 64 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)30
7 38 阪口晴南 (SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)26
8 65 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING) 25
9 3 山下健太(KONDO RACING)25
10 7 小林可夢偉(Kids com Team KCMG)21