フォルクスフォルクスワーゲン ジャパンが販売を開始した「ID.バズ(Buzz)」は、ワーゲンバスの愛称で親しまれてきた「タイプ2」をオマージュして誕生した。そのディテールを写真で紹介しよう。

ワーゲンバスがEVとなって現代に復活!

1950年代にビートル(タイプ1)に続いてフォルクスワーゲンが発表したのが、タイプ2(正式名称はトランスポーター)と呼ばれるワンボックス。「ワーゲンバス」の愛称で日本でも親しまれてきた。そんなタイプ2をオマージュして生まれたBEV(バッテリー電気自動車)が、ID.Buzz(以下、ID.バズ)だ。

フロントフェースのVWロゴ、ショートオーバーハングのプロポーション、スライディングウインドー、そして2トーンカラーの色分けのラインにもなっているヘッドライトの間にV字型のフロントパネルを備えた象徴的なフロントフェースなど、そのデザインエレメントは、細部にわたってタイプ2をオマージュしている、

日本仕様は、2-2-2の6人乗りで2列目をウオークスルーとしてノーマルホイールベース仕様(以下、NWB)と、2-3-2の7人乗りでホイールベースを250mm伸ばしたロングホイールベース仕様(以下、LWB)の2種。LWBのラゲッジスペースは最大2469Lと広大で、脱着可能な3列目シートで、さまざまなアレンジが可能だ。

パワートレーンは、最高出力210kW(286ps)と最大トルク560Nmを発生する電気モーターで後輪を駆動。バッテリー容量は、LWBが91kWh、NWBが84kWhで、140〜150kWの急速充電と普通充電に対応する。一充電走行距離は、LWBが554km、NWBが524kmとなっている。

ライバルとなるLLクラスの日本製ミニバンよりワイドなサイズと車両価格が、日本市場ではどう評価されるかといわれていたが、初期受注は好調だという。電動ミニバンのID.バズ、日本での人気もジワジワと上がっているようだ。

フォルクスワーゲン ID.バズ プロ<プロ ロングホイールベース> 主要諸元

●全長×全幅×全高:4715<4965>×1985×1925mm
●ホイールベース:2990mm<3240>
●車両重量:2550kg<2720>
●モーター:交流同期電動機
●最高出力:210kW(286ps)/0-3581rpm
●最大トルク:560Nm(57.1kgm)/2100−5500rpm
●バッテリー総電力量:84kWh<91>
●WLTCモード航続距離:524km<554>
●駆動方式:RWD
●タイヤサイズ:前235/55R19、後255/50R19<前235/50R20、後265/45R20>
●車両価格(税込):888万9000円<997万9000円>

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