ブリヂストンの新作「BLIZZAK WZ-1(ブリザック ダブルゼットワン)」は、スタッドレスとしては初めて独自のタイヤ設計基盤技術「ENLITEN(エンライトン)を採用。基本性能をキープしながら、求められる性能「エッジ」を伸ばしている。目指したのは冬用タイヤとしての氷雪性能に加えて、夏用タイヤもびっくりのドライ/ウェット性能。夏真っ盛りの横浜を舞台に、そのグレードアップぶりを確かめることができた。

暑さ寒さも彼岸まで・・・とは限らない時代、スタッドレスは多才に?

ブリヂストンの新作スタッドレス「BLIZZAK WZ-1(ブリザック ダブルゼットワン)」の試乗会はいつもの北海道ではなく、新横浜にあるアイススケートリンクを基点に開催された。しかもいつもの降雪時期(1月とか2月とか)でもなく、梅雨明けから猛暑日が続く7月で、気象庁的には「外出を控える」とか「激しい運動を控える」といった注意喚起がされるレベルで暑い日だ。

画像: 「薄く・軽く・円く」というタイヤの基本性能を磨くとともに、突出した性能を実現する商品設計基盤技術「エンライトン」をスタッドレスに初採用。「究極のカスタマイズ」はスノー/アイスはもちろんドライ/ウェット性能でも「エッジ」を効かせることに成功した。

「薄く・軽く・円く」というタイヤの基本性能を磨くとともに、突出した性能を実現する商品設計基盤技術「エンライトン」をスタッドレスに初採用。「究極のカスタマイズ」はスノー/アイスはもちろんドライ/ウェット性能でも「エッジ」を効かせることに成功した。

画像: 除水効果を向上させた「L字タンクサイプ」、親水性を高めた発泡ゴム「Wコンタクトゴム」、あらゆる路面での接地性を極めた「WZ Motionライン」など、エンライトン技術に由来するさまざまな進化が、冬用タイヤのイメージを革新する。

除水効果を向上させた「L字タンクサイプ」、親水性を高めた発泡ゴム「Wコンタクトゴム」、あらゆる路面での接地性を極めた「WZ Motionライン」など、エンライトン技術に由来するさまざまな進化が、冬用タイヤのイメージを革新する。

スタッドレスタイヤのテストにはまったくもって不向きではないか、と思われるかもしれないが、試乗会の案内をもらった時には思わずほくそえんでしまった。それは「いよいよブリヂストンが本気を出してきたな」という気がしたからだ。

試乗前に行われたプレゼンによれば、日本全国で実施された路面調査からも、さまざまな気候の変化が近年、顕著になっているそうだ。暑さだけでなく寒さの変化も大きく、それにともなって人々が冬用タイヤに求める性能も多様化しつつあるのだという。

氷雪上でしっかり止まる、曲がる、横滑りしない基本性能には妥協しない。一方で降雪地帯、非降雪地帯に関わらずライフ性能に対する要求も、年々長期化が進む。さらには雪のない時期にも、快適で安心感のある走り味が求められる。

通年での利用を想定してドライ/ウェットとある程度の雪までは対応できるオールシーズンタイヤなどはまさに「多様化」の代表例だが、それとはまた違う意味で、スタッドレスタイヤにもまた「多様性」が求められる時代がやってきた、と言えるのかもしれない。

ブリヂストンはそうしたユーザー目線での「無茶ぶり」に、独自のタイヤ設計基盤技術「ENLITEN(エンライトン)」を駆使することで応えようとしている。今回試乗した「WZ-1」はまさに、その「最適解」第一弾といったところだろう。

スタッドレスなんだから、寒いところで乗っていいのは当たり前。これからのスタッドレスタイヤは、夏タイヤでも悲鳴を上げるくらいの暑さの中でも涼しい顔で快適なドライブが楽しめるくらいでなければ・・・真夏の横浜試乗会には、そのくらい強い開発陣の思い入れを感じたのだった。

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