ハイウエイ ドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげ。今回は東北自動車道・前沢SA(上り)のテイクアウトグルメを紹介しよう。

岩手観光の帰りに寄りたい大型サービスエリア

画像: 岩手県内のSAとしては、最南端に位置するのが前沢SA(上り)となる。

岩手県内のSAとしては、最南端に位置するのが前沢SA(上り)となる。

岩手県のSAとして最南端にあるのが前沢(まえさわ)SA(上り)です。位置的には奥州市よりも南にあって、宮城県との境にある一関市よりも北になります。岩手県を旅して関東方面に帰るというのであれば、岩手での最後のSAとなりますから、おみやげは、この前沢SA(上り)で買い求めるといいかもしれません。

そんな前沢SA(上り)でおすすめしたいおみやげは、古くからある伝統のスイーツと、最新のオリジナル スイーツのふたつ。ぜひともチェックしてみてください!

明治時代から伝わる遠野のスイーツ「明がらす」

画像: 前沢SA(上り)でオススメしたいお菓子が、明治時代から続く老舗「まつだ松林堂」の「明がらす」(10個入り/900円)。

前沢SA(上り)でオススメしたいお菓子が、明治時代から続く老舗「まつだ松林堂」の「明がらす」(10個入り/900円)。

前沢SA(上り)で、ぜひとも手に入れてほしいテイクアウトのグルメが「明がらす」(10個入り/900円)です。これは、前沢SA(上り)の東北方向にある遠野市にて、明治元年から続く老舗「まつだ松林堂」が販売するお菓子です。初代の店主が「くるみ糖」という名称で作っていた菓子を、2代目の時代に現在の「明(あけ)がらす」と変更しました。昭和天皇や今上天皇が、岩手県にご来県したときにお茶菓子として献上されたこともあるという、歴史ある銘菓です。

その由来は、カマボコのようなお菓子の外観を明け方の空の様子とし、お菓子の中に入っているクルミの切り口をカラスに見立て、「明け方の空を飛ぶカラス」という意味で「明がらす」と名付けたそうです。小さなゴマは、遠くを飛ぶカラスや小さなスズメとなるとか。また、カラスは日本書紀における神武天皇の物語に登場する、三本足のカラス「八咫烏(やたがらす)」をイメージしているそうです。なんともロマンチックな名称ですね。

その材料となるのは、米粉、水あめ、クルミ、ゴマなどの自然素材のみ。明治から続く製法を守って、ていねいにひとつずつ手作りされています。素朴な甘さに包まれた、クルミやゴマの風味を楽しめるお菓子。岩手の歴史と伝統を感じさせる、滋味あふれた、おみやげです。

画像: ショッピングコーナーの「明がらす」販売スペースでは、その由来なども説明されている。

ショッピングコーナーの「明がらす」販売スペースでは、その由来なども説明されている。

This article is a sponsored article by
''.