温故知新のデザインコンセプトが生み出す新たなベントレーワールド
ベントレーモーターズは、同社75周年を記念したコンセプトモデル「EXP100GT」以来となるとなるコンセプトモデル「EPX15」を、米・カリフォルニアで開催中のモントレーカーウイーク(8月13日〜19日)で一般向けに初めて公開した。

1930年代の名車「スピードシックス ガーニー ナッティング スポーツマンクーペ(愛称ブルートレイン)」をほうふつさせる直立したフロントグリル。
ベントレーブランド初となるBEV(電気自動車)として登場した「EPX15」は、それだけでもインパクトがあるが、そのデザインに盛り込まれたエッセンスもまた大きな注目ポイントでもある。
直立したフロントグリルや長いボンネット、そして3ドア3シートに後方に傾いたキャビンは、1930年代に愛称「ブルートレイン」で親しまれたグランドツアラー「スピードシックス ガーニー ナッティング スポーツマンクーペ」へのオマージュから採用されたものだ。
もちろんそこには、未来志向も忘れていない。それは今後の量産モデルに反映されるだろうデザインと密接な関係性を持っているのだ。グリルは電動モデルに合わせた伝統デザインの再解釈であり、ボンネットはブランドの独創性の表現でもある。マッチョなフォルムと、新たにデザインされたウィングドBエンブレムの存在も忘れてはならない。

ブランド初となるBEVコンセプトモデル。実車の登場が待ち遠しい。
そして、デザインディレクターのロビンペイジは、「EPX15」の更なる進化を
「モントレーカーウィークには、世界で最も目の肥えたベントレーのコレクターや愛好家が集います。この場で受け取ったフィードバックは、次世代の電動ベントレーグランドツアラーの設計と開発に大いに生かされるでしょう」
と示唆する。
「EPX15」が量販モデルへとトランスフォームする日は刻一刻と近づいているようだ。