ベントレーのヘリテージ コレクションは2025年の夏、「ペブルビーチ コンクール デレガンス」でメーカー出展車両として史上初めて正式審査対象に選ばれる快挙を成し遂げた。さらに「サロン プリヴェ コンクール」と「ハンプトンコート コンクール of エレガンス」で2冠を獲得するなど、世界的なクラシックカー コンクールで輝かしい成果を収めた。

「2つの受賞」と「史上初の快挙」を記録

ベントレーのヘリテージ コレクションは、現在、106年にわたるベントレーの歴史を体現する50台で構成され、そのうち40台は公道走行可能なロードカー、10台は現役で走行できるレーシングカーだ。

画像: 「ツール デレガンス」に参加した、1939年製 Mk V コーニッシュ(写真左)。

「ツール デレガンス」に参加した、1939年製 Mk V コーニッシュ(写真左)。

世界最高峰のクラシックカー コンクールのひとつ、「ペブルビーチ コンクール デレガンス(以下、ペブルビーチ)」では、新たなデザインビジョンを体現するコンセプトカー「EXP 15」が、コンセプトカー専用展示エリア「コンセプト ローン」に出展され注目を集めた。

一方、世界に一台しか存在しない1939年製 Mk V コーニッシュ(タイトル写真)は、ペブルビーチの75年の歴史において、メーカー出展車両として初めて正式審査の対象となった。15年以上にわたる復元プロジェクトで蘇り、オリジナルのナンバープレートで再登録され、コンクールに先立ってモントレーの海岸を走る「ツール デレガンス」にも参加した。

ブレナム宮殿で開催された「サロン プリヴェ コンクール」では、1953年製 Rタイプ コンチネンタルが、HJマリナー製コーチワークを持つクラシックカー専用クラスに出展。ヘリテージコレクションとして初のコンクール受賞となる「クラス優勝」を獲得した。

画像: 「サロン プリヴェ コンクール」に出展された、1953年製 Rタイプ コンチネンタル。

「サロン プリヴェ コンクール」に出展された、1953年製 Rタイプ コンチネンタル。

「ハンプトン コート コンクール of エレガンス」では、1930年製 8L ウェイマン サルーンが登場。W.O.ベントレーの最高傑作とも評されるこの車両は、生産100台のうち2番目の車両。現在もセレモニー用の「会⻑車」として特別な役割を担っている。今回新設された「メーカー部門」に出展し、見事に最優秀賞を獲得した。

ヘリテージ コレクションの次のトピックは、ベントレー 4ドアサルーンの3つの記念すべき節目。これを記念して、2025年10月には3台の特別仕様フライングスパーが発表される予定だ。

画像: 「ハンプトン コート コンクール of エレガンス」に出展された、1930年製 8L ウェイマン サルーン。

「ハンプトン コート コンクール of エレガンス」に出展された、1930年製 8L ウェイマン サルーン。

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