2025年9月に開催された「 モナコ ヨットショー」が、俄かにざわめいた。アウトモビリ・ランボルギーニとイタリアン・シー・グループとのコラボレーションから誕生したモーターヨット「テクノマール フォー ランボルギーニ101FT」のワールドプレミアが行われたからだ。最高総出力7600psもさることながら、世界限定29台のランボルギーニ「フェノメノ」由来のエクステリアや、スーパーハイブリッドカー「テメラリオ」のコックピットを思わせる操舵室にも注目したい。

そこかしこに散りばめられた「ランボルギー」のブランドイメージ

エクステリアは、2025年8 月の「モントレー カー ウィーク」で世界初公開されたわずか 29 台の少数限定モデル「フェノメノ」からインスピレーションを得たという。ボディカラーに使われた ジャッロ・クリウスフロントをはじめ、 フロントライトやリア ライトのデザインにそれを見てとることができる。

画像: 世界限定29台「フェノメノ」のフォルムをオマージュした「101FT」。

世界限定29台「フェノメノ」のフォルムをオマージュした「101FT」。

しかし、そんな近視眼的なことより、フォルム全体のラインから「フェノメノ」を感じさせてくれる。「すべてのディテールで最大限の機能性と最高の美的純粋さが組み合わさった、ブランドの紛れもない象徴的で本質的な特徴を備えている」とアウトモビリ・ランボルギーニは語るが、確かにむべなるかである。

操舵室にもこだわりを見せる。そのデザインはスーパーハイブリッドカー「テメラリオ」のコクピットから想を得たという。「101FT」の操舵室に座っていると、ランボルギーニのスーパースポーツカーを運転しているのと同じ感覚を味わえるというわけだ。

画像: スーパーハイブリッドカー「テメラリオ」のコックピットを思わせる操舵室。広々とした海原で、テンションは上がるばかりだろう。

スーパーハイブリッドカー「テメラリオ」のコックピットを思わせる操舵室。広々とした海原で、テンションは上がるばかりだろう。

インテリアに使われるカラーリングやステッチ等は、「ランボルギーニ」ブランドを思わせものが配される。船内のランボルギーニを象徴する六角形やすっきりとしたライン、そして「Y」字型のデザインがそれだ。

乗船は最大9名までOKで、広々とした3つのクルーキャビンが出迎えてくれる。長距離の船旅を快適に過ごせる配慮も十分なのだ。ちなみに、「 モナコ ヨットショー」で公開されたのはスケールモデルで、最終モデルの登場は2027年末となる。

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