「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、シトロエン DS4だ。

シトロエン DS4(2012年:一部改良)

2011年9月に日本デビューしたシトロエンのDS4に、待望の6速AT搭載モデルが加わった。エンジンもパワーアップされ、人気のレザーシートもオプション設定。その魅力がいっそう高まったようだ。

画像: 独特のユニークなスタイリングは、タイヤサイズなども含めて従来モデルとまったく変わっていない。

独特のユニークなスタイリングは、タイヤサイズなども含めて従来モデルとまったく変わっていない。

個性的とはいえ王道の「Cライン」と一線を画し、もっともっとユニークな個性を際立たせているのが、シトロエンの「DSライン」。そんなDSラインの中で、DS3に続く第2弾として日本にやって来たDS4に、新しいバリエーションが追加設定された。

新バリエーションといっても、パッと見は同じ。外観も差がなければ、エンジンも直列4気筒の1.6Lターボと同じに見える。だが実は、エンジンの出力とトランスミッションが変更されている。細かいな・・・と思った人もいるかもしれないが、DS4はシトロエンではコンパクトハッチバックのC3に続く人気モデル。それだけユーザーのニーズも多種多様なのだ。

さて、実はこの新バリエーション、ややこしいことに「Chic(シック)」というグレード名も同じ。従来は最高出力156psと最大トルク24.5kgmを発生する1.6Lエンジンに6速AMTのEGSが組み合わされていた。そして、この「シック」もこのまま残され、新たに162psと24.5kgmを発生する1.6Lエンジンに6速ATが組み合わされた「シック」が追加されたというわけだ。

思い起こしてみれば、以前のC4もそんなラインナップだったはずだ。このラインナップ、フランス人は、ややこしいと思ったりはしないのだろうか?

画像: インパネまわりでは、パーキングブレーキが機械式となってレバーがセンターコンソール左に備わっている。

インパネまわりでは、パーキングブレーキが機械式となってレバーがセンターコンソール左に備わっている。

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