カスタムフィットスピーカーのエントリーシリーズが大幅進化
専用設計を充実させる一方で、多彩な車種に向けて最適な「音」を実現できるカスタムフィットスピーカーも大人気となっている。今シーズンは、「Vシリーズ」「Cシリーズ」に続いて、エントリーモデル「Fシリーズ」6機種を新設定しするとともに、チューンアップトゥイーター1機種が新たに発売された。

TS-F1750S。スペースが少ないドア内部でもスッキリと取り付けられる専用インライン「クロスオーバーネットワーク」を採用(セパレートタイプ)する。多彩な車種への取付に対応する取付ブラケット、純正のスピーカー配線やコネクターと簡単に接続できる「変換コネクター」と「ワンタッチ接続アダプター」を同梱。
「Fシリーズ」は、車室内で理想の音場を構築する「Open & Smooth」コンセプトを踏襲している。
「低クロスオーバーによる広指向特性」と「全帯域にわたる低歪み」をキーワードとしたサウンドコンセプトによって、圧倒的な臨場感とクリア感を実現。低域から超高域まで情報量豊かに表現できるハイレゾ音源再生の魅力を、よりダイレクトに実感することができるはずだ。
具体的には、トゥイーター部に、広帯域にわたる低歪み化と60kHzまでの超高域再生を実現する新開発の「2.9cmマイカ強化型抄紙ダイアフラム」を採用。振動板への伝達ロスを軽減する「頂点駆動方式」や、クリアでメリハリのある音を実現する「ネオジムマグネット」の採用により、中域から超高域まで音像定位に優れた明瞭感のある音を再生する。
ウーファー部に、軽量・高剛性で高い伝播速度と優れた応答性を併せ持つカーボン素材を含有した新形状の「カーボン含有IMCC(Injection Molding Carbonized Cone)振動板」を採用。ボイスコイルの位置と磁気回路を見直した「高性能磁気回路」や、スチール製の「トラスバスケットフレーム」を採用することで、充実した中低域とスピード感のある低域再生を実現する。
Fシリーズのラインナップは、以下の6機種。すべて、オープン価格で10月から発売される。
カスタムフィットスピーカー「Fシリーズ」
<セパレート2ウェイスピーカー>
TS-F1750S(17cm)/TS-F1650S(16cm)/TS-F1050S(10cm)
<コアキシャル2ウェイスピーカー>
TS-F1750(17cm)/TS-F1650(16cm)/TS-F1050(10cm)

TS-F1750。「Open & Smooth」コンセプトの“Open”は開放的な音の鳴り方や音場がスピーカーの間隔より広く感じられるステージ感を演出。“Smooth”はウーファーとトゥイーターの音がスムーズにつながることで、よどみの少ないサウンドを提供してくれる。

Fシリーズと同時に発表された、チューンアップトゥイーター「TS-T450」。「2.9cmマイカ強化型抄紙ダイアフラム」などの採用によって、音像定位に優れた明瞭感のある音を再生できる。好みの角度に調整できる「可動式台座」は、ダッシュボードに取り付けた後でもトゥイーターの角度を上下41°、左右32.6°まで調整できる。オープン価格で10月に発売。