昨年はフェルスタッペンが降り続く雨の中で奇跡的な勝利
昨年2024年のブラジルGPでは、雨となった予選でまさかのQ2落ちを喫し、パワーユニット交換のペナルティと合わせて17番グリッドからのスタートとなったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、降り続く雨の中で奇跡的な勝利をあげた。
一方、逆転チャンプを狙うランド・ノリス(マクラーレン)はレース前半は首位争いを展開していたものの、43周目のレース再開時に痛恨のコースオフを喫して6位に終わったことにより、ドライバーズ選手権でのフェルスタッペンとノリスのポイント差は62点へと再び拡大。フェルスタッペンが選手権防衛を大きく手繰り寄せるレースとなった。

昨年2024年のブラジルGPでは、降り続く雨の中、フェルスタッペンが優勝した。
【参考】2024年F1第21戦ブラジルGPスプリント 結果
1位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス) 24周[8]
2位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス) +0.539s[7]
3位16 C.ルクレール(フェラーリ)) +5.656s[6]
4位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) +6.497s[5]
5位 55 C.サインツ(フェラーリ)+7.224s[4]
6位 63 G.ラッセル(メルセデス)+12.475s[3]
7位 10 P.ガスリー(アルピーヌ・ルノー)+18.161s[2]
8位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+19717s[1]
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9位 30 L.ローソン(RB・ホンダRBPT) +20.773s
15位 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)+41.374s
※[ ]=獲得ポイント
2024年F1第21戦ブラジルGP決勝 結果
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)69周[25]
2位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー)+19.477s[18]
3位10 P.ガスリー(アルピーヌ・ルノー)+22.532s[15]
4位 63 G.ラッセル(メルセデス)+23.265s[12]
5位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+30.177s[10]
6位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+31.372s[8]
7位 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT 11 )+42.056s[6]
8位81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+44.943s[4]
9位 30 L.ローソン(RB・ホンダRBPT)+50.452s[2]
10位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+50.753s[1]
─────────────
11位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+51.331s
ファステストラップ 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)[1]
※[ ]=獲得ポイント。
ピレリの分析「今年はソフトタイヤも決勝で選択肢となる可能性も」
タイヤを供給するピレリは「今年のコンパウンドは2023年と同じ構成に戻り、ハード=C2、ミディアム=C3、ソフト=C4を供給します。これは昨年2024年よりも1段階ハード寄りの組み合わせです。昨年は悪天候が予想されていたため予選と決勝の両方が日曜日に実施され、ドライタイヤは使用されませんでしたが、もしレースがドライコンディションで行われていた場合、金曜と土曜の走行データから判断すると、現実的な戦略は2ストップだったと考えられます。今年のタイヤは2024年型よりもデグラデーション(性能劣化)に強いため、昨年はスプリント予選でしか使われなかったソフトタイヤも、今年はレース戦略の選択肢として活躍する可能性があります」と分析している。

ブラジルGP開幕を前にピレリが公開した分析データ。
さて2025年のブラジルGPはどんなレースとなるのか。ブラジルGPは、11月7日金曜日11時30分(日本時間23時30分)からのフリー走行で開幕、スプリント予選、スプリントを経て、予選は11月8日15時(日本時間日本時間9日早朝3時)、決勝は11月9日14時(日本時間10日早朝2時)に開始される。
2025年F1第21戦ブラジルGP タイムスケジュール
フリー走行:11月7日11時30分〜12時30分(日本時間23時30分〜24時30分)
スプリント予選:11月7日15時30分〜16時14分(日本時間11月8日早朝3時30分〜4時14分)
スプリント(24周):11月8日11時〜12時(日本時間23時〜24時)
予選:11月8日15時〜16時(日本時間11月9日早朝3時〜4時)
決勝(71周):11月9日14時〜(日本時間11月10日早朝2時〜)

