ハイレゾ対応など最先端の音質設計で、彩り豊かな音を再現
パイオニア カロッツェリア カスタムフィットスピーカーのエントリーモデルFシリーズが、7年ぶりにモデルチェンジを果たした。その手頃な価格帯に反して、上位モデルの技術を惜しみなく投入したFシリーズは、ハイレゾ音源再生にも対応、音を構成する情報量が豊かな中域から60kHzまでの超高域まで、クリアかつパワフルな音楽再生を実現している。

Fシリーズは、ウーファー/トゥイーター一体型のコアキシャルタイプと、別体のセパレートタイプが設定されている。ウーファーは、カーボン含有IMCC振動板を採用、スピード感のある豊かな音楽再生を実現。新たに採用されたスチール製「トラスバスケットフレーム」が不要な振動を吸収・分散し、力強いベースラインと応答性の高いメリハリのあるクリアな音質を獲得する。
優れた音質を支えるのは、新開発のパーツ類だ。トゥイーターには広帯域にわたる低歪み化を実現する「2.9cmマイカ強化型抄紙ダイアフラム」を採用し、クリアで明瞭感のあるサウンドを再生する。ウーファー部には、軽量かつ高剛性の「カーボン含有IMCC振動板」を搭載。上位モデルにも用いられる高剛性フレームと相まって、スピード感のある力強い中低域再生を実現している。
今回の体験会ではフロントスピーカー用に、17cm IMCCウーファー、2.9cm ダイアフラムトゥイーターで構成されるセパレートタイプの「TM-F1750S」を装着したスズキ スペーシアで試聴することができた。

純正ドアミラー裏パネル部に、カロッツェリアの適合トゥイーターをスマートに取り付けるための専用キットを装着したスペーシア。

車種専用設計の取付キットにより、トゥイーターを最適な角度と位置に固定することで、中高域の指向性を理想的に制御。滑らかな高域再生と、臨場感あふれる最適な音場を手軽に実現し、音の偏りを改善する。
トゥイーターは、スペーシア専用設計のマウンティングキットで装着。インナーバッフルを採用することで、よどみのない引き締まった音質を楽しむことができる。
ディスプレイオーディオ「DMH-SF900」、サブウーファー「TS-WX140DA」との組み合わせは、新しいFシリーズの本領がフルに発揮された印象だ。独自の音響コンセプト「Open & Smooth」によって、まるで目の前でアーティストが演奏しているかのような、豊かな臨場感と正確な音場を提供している。
スペーシアのセットよりもワンランクグレードアップされたコンポーネンツが組み合わされていたホンダ フリードでは、さらに豊かな「音の密度」に驚かされた。
最新の楽ナビ「AVIC-RF722-DC」に、カスタムフィットスピーカー「Cシリーズ/TS-C1740S」、ハイパワーなウーファー「TS-WX400AS」に加え、インナーバッフルやデッドニングまで施された上級メニューは、聴こえてくる音の多彩さがまったく違っている。

フリードのメインユニットはAVIC-RF722-DC(楽ナビ/7V型ワイド)。これまでフィットには純正のギャザス以外のオーディオを装着することが難しかったが、パイオニアは専用の本体取付キットを用意、カロッツェリアブランドのカーナビをチョイスすることが可能になった。

TS-WX400AS(24cm×14cm パワードサブウーファー アドベンチャーシリーズ)。シート下に設置可能な薄型コンパクト設計ながら、大口径振動板と250W Class Dアンプでクラスを超えた重低音を実現。ダウンファイヤリング方式により高い放射効率を獲得し、SUVやミニバンの大空間にもしっかり響き渡る。カラーも「アドベンチャー」っとぽい。

