日産の豪州法人は2025年11月19日(現地時間)、新型ピックアップトラック「ナバラ」を発表した。1986年の初代から続く伝統を継ぐ最新モデルは、2.4Lディーゼルターボと先進4WD、最適化されたサスペンションを採用し、2026年第一四半期にオーストラリアとニュージーランドで発売される予定だ。

新開発2.4Lディーゼルターボは204ps/470Nmを発生

エンジンは2.4L直4ディーゼルターボを採用し、最高出力150kW(204ps)、最大トルク470Nmを発生する。従来の2.3Lより排気量が拡大され、よりヘビーデューティな用途までカバーできるパワー特性に生まれ変わった。

組み合わせるのは6速オートマチックトランスミッション(AT)で、日常使用はもちろん、牽引や荷物積載時のコントロール性を高めている。

画像: 新設計2.4Lディーゼルターボを搭載。冷却系や吸気レイアウトが見直され、過酷な気温差があるオーストラリア環境での耐久性を重視した設計が随所に施されている。

新設計2.4Lディーゼルターボを搭載。冷却系や吸気レイアウトが見直され、過酷な気温差があるオーストラリア環境での耐久性を重視した設計が随所に施されている。

画像: 6速ATは低速から高速巡航までスムーズに変速し、2.4Lディーゼルの太いトルクを無駄なく引き出す制御が施されている。

6速ATは低速から高速巡航までスムーズに変速し、2.4Lディーゼルの太いトルクを無駄なく引き出す制御が施されている。

燃費は7.7L/100km(約13km/L・WLTCモード)と、このクラスとしては優秀だ。オセアニア市場のユーザーは、都市部とローカルエリアをまたぐ長距離移動が多いため、トルクフルで燃費のよいディーゼルは必須条件といえる。新型ナバラはその期待にしっかり応えた格好だ。

さらに電動パワーステアリング(EPS)を新採用し、操舵フィールを大きく改善。大型ピックアップにありがちな重さを抑え、日常域で扱いやすくなった点は進化のポイントである。

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