2024年はフェルスタッペンが王者の横綱相撲で優勝
昨年2024年のカタールGPは今年と同様、最終戦のひとつ前の第23戦として開催され、決勝ではレッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝、2位にはフェラーリのシャルル・ルクレール、3位にはマクラーレンのオスカー・ピアストリが入った。

昨年2024年のカタールGPではレッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。フェルスタッペンはカタールで2年連続で優勝している。
フェルスタッペンはペナルティによって獲得したはずのポールポジションを失ったが、王者の横綱相撲を見せた。スタートでポールポジションのジョージ・ラッセル(メルセデス)をかわすと、その後の攻防ではマクラーレンのランド・ノリスとのせめぎ合いを制して首位を奪取。ノリスがイエローフラッグ時のペナルティで後退すると、そのまま57周を走り切った。
土曜日のスプリントでは、マクラーレンのオスカー・ピアストリがトップでフィニッシュした。

昨年2024年のカタールGPのタイヤ戦略。今年は周回数が制限され、ドライバーはレース中に最低2回はタイヤ交換を行わなければならない。
【参考】2024年F1第23戦カタールGPスプリント 結果
1位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)19周[8]
2位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+0.136s[7]
3位 63 G.ラッセル(メルセデス) +0.410s[6]
4位 55 C.サインツ(フェラーリ) +1.326s[5]
5位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+5.073s[4]
6位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+5.650s[3]
7位 27 N.ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)+8.508s[2]
8位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+10.368s[1]
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16位 30 L.ローソン(RB・ホンダRBPT) +34.356s
17位 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)+35.102s
20位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+74.371s
※[ ]=獲得ポイント
【参考】2024年F1第23戦カタールGP決勝 結果
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)57周[25]
2位 16 C.ルクレール(フェラーリ) +6.031s[18]
3位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+6.819s[15]
4位 63 G.ラッセル(メルセデス)+9.104s[12]
5位 10 P.ガスリー(アルピーヌ・ルノー)+16.782s[10]
6位 55 C.サインツ(フェラーリ)+17.476s[8]
7位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+19.867s[6]
8位 24 周冠宇(キック・ザウバー・フェラーリ)+25.360s[4]
9位 20 K.マグヌッセン(ハース・フェラーリ )+32.177s[2]
10位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+35.762s[1]
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13位 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT))+61.100s
14位 30 L.ローソン(RB・ホンダRBPT)+62.656s
リタイア11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)
ファステストラップ 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)[1※]
[ ]=獲得ポイント
ピレリの分析「周回数制限で今年はタイヤ戦略に幅が生まれる」
タイヤを供給するピレリは「カタールGPはスプリント形式で行われる今季最後のレースとなります。ラスベガスからわずか1週間、ネバダ砂漠では路面温度が低くなりましたが、カタールでは暑さと湿度に対処しなければなりません。このサーキットはタイヤへの要求が特に厳しく、そのため特例措置が導入され、1セットのタイヤで走行できる周回数が25周に制限されました。タイヤコンパウンドは昨年と同様、最もハードな3種類が選ばれましたが、昨年は本来の寿命を超えてタイヤを使用した結果、摩耗が限界に達する問題が発生したため、周回数が制限されることになりました。これにより、ドライバーはレース中に最低2回はタイヤ交換を行わなければなりません。昨年はミディアム→ハードの1ストップが勝利戦略となりましたが、今年はタイヤ戦略に幅が生まれるでしょう」と分析している。

カタールGP開幕を前にピレリが公表した分析データ。
さてカタールGPはどんなレースとなるのか。F1第23戦カタールGPは、11月28日金曜日16時30分(日本時間22時30分)からのフリー走行で開幕、土曜日のスプリントと予選をはさんで、決勝は11月30日19時(日本時間12月1日1時)に開始される。
2025年F1第23戦カタールGP タイムスケジュール
フリー走行:11月28日16時30分〜17時30分(日本時間22時30分〜23時30分)
スプリント予選:11月28日20時30分〜21時14分(日本時間11月29日02時30分〜03時14分)
スプリント(19周):11月29日17時〜18時(日本時間23時〜24時)
予選:11月29日21時〜22時(日本時間11月30日03時〜04時)
決勝(57周):11月30日19時〜(日本時間12月1日01時〜)

