ホンダの技術と人材がレッドブルの勝利に大きく貢献
ホンダレーシング(HRC)の渡辺康治代表取締役社長は、レッドブル・グループとの契約満了に際し「8年間にわたり、両チームおよびレッドブル・パワートレインズとの強い協力関係のもとで、F1の最前線に関わり続けられたことを誇りに思います。この期間にオラクル・レッドブル・レーシングが達成した数々の勝利とチャンピオンシップ獲得に、ホンダの技術と人材が貢献できたことは大きな喜びです。関係者の皆様に心より感謝申し上げます。HRCはこれまでの経験を糧に、今後もモータースポーツの発展とホンダの技術革新を推し進めていきます」とコメントしている。
そして、大幅なレギュレーション変更が行われる2026年シーズン、ホンダは再びパワーユニットサプライヤーとしてF1グランプリに復帰する。新たにパートナーを組むアストンマーティンとともに、どのような戦いを繰り広げるのか興味深い。

8年間にわたったホンダとレッドブル・グループパートナーシップは大きな成果をあげて終了した。
ホンダとレッドブル・グループのパートナーシップの歴史
◎2018年
スクーデリア・トロロッソにパワーユニットの供給を開始
◎2019年
レッドブル・レーシングにもパワーユニット供給を開始第9戦オーストリアGPでの第4期ホンダ F1初優勝を含め、3勝を挙げる
◎2020年
スクーデリア・アルファタウリ 旧スクーデリア・トロロッソ)が第8戦イタリアGPで初優勝。レッドブル・レーシングと合わせて3勝を挙げる
◎2021年
レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンがドライバーズタイトルを獲得。ホンダに30年ぶりの栄冠をもたらす。角田裕毅がアルファタウリよりF1デビュー
◎2022年
パワーユニットサプライヤーとしてのF1参戦を終了すると同時に、HRCによるレッドブル・パワートレインズ(RBPT)を通じた技術支援を開始。レッドブル・レーシングがコンストラクターズ、ドライバーズのダブルタイトルを獲得
◎2023年
レッドブル・レーシングがコンストラクターズ、ドライバーズのダブルタイトルを連覇。22戦中21勝という偉業を達成
◎2024年
レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手がドライバーズタイトル4連覇を達成
◎2025年
レッドブル・レーシングがコンストラクターズ3位、フェルスタッペン選手がドライバーズランキング2位、レーシング・ブルズ コンストラクターズ6位。シーズン途中より角田裕毅がレーシング・ブルズからレッドブル・レーシングに移籍
ホンダとレッドブル・グループのパートナーシップ戦績(2018年〜2025年)
総レース数:172戦
勝利数:72勝
表彰台:141回
ポールポジション:51回
ドライバーズタイトル:4回
コンストラクターズタイトル:2回
