10メーカー、11車種からグランプリと準グランプリを決定
オートカラーアウォードとは、JAFCAが主催する、モビリティのカラーデザインの企画力や、形との調和を含む、内外装すべてのカラーデザインの美しさを評価する顕彰制度で、1998年からはじまり、審査会としては2025年で27回目を迎えた。
対象となるのは、カラーデザイン開発に最も注力した、日本国内市場に向けて販売されるモビリティのカラーデザインで、2024年12月15日〜2025年12月末までに一般消費者が購入(リース)出来る旨を発表しているモビリティであること。日本国内市場向けに生産、販売、輸入されたカラーデザインであること。審査当日に実車を展示できることとなっている。

「オートカラーアウォード 2025」グランプリを獲得した、ヤマハ YZF-R3/YZF-R25のマットパールホワイト(写真はYZF-R3)。
審査視点としては、
●モビリティのカラーデザインとして企画・発想が優れているか
●カラーデザインの開発に従来にない工夫があるか
●カラーが企画どおりに表現されているか
●従来にない色域・素材感に挑戦しているか
●純粋に色が美しいか、モビリティ全体でカラーが調和しているか
●市場に影響を与えたか、もしくは、与える力があるか
といった点で評価される。
2025年12月12日に都内でノミネートデザインのプレゼンテーションが行われ、翌13日に実車審査と結果発表・表彰式が行われた。
そして2025年を代表するモビリティのカラーとなる、栄えあるグランプリを受賞したのは、ヤマハのオートバイ、YZF-R3/YZF-R25のマットパールホワイトに決定した。授賞理由は、「一目ぼれの方程式」というテーマを的確に体現し、デザイナーが企画段階から深く関わったというプロセスが完成度の高いデザインを生み出していること。またデザインコンセプトがしっかりとユーザーに届き販売実績に現れていることも評価された。
