海外の外部パートナーとの積極的なコラボレーションを検討
カスタマイズ事業
より多くのユーザーにエモーション & エキサイトメントを届けるために、NISMOロードカー シリーズを拡充する。現在、グローバルで5車種あるラインアップを、車種数を倍増させ、仕向地も欧州などに拡大する。そして、それらを含め現在年間10万台規模の出荷台数を、2028年には約1.5倍にすることを目指す。それにともない、現在約40%の海外販売比率は約60%まで増加する。さらに、新たな付加価値の創造のために、カスタマイズ事業の拡大において、海外の外部パートナーとの積極的なコラボレーションを検討していく。
NISMOロードカー拡充の新たな取り組みのひとつとして、プロトタイプモデルを製作し、その車両を次年度以降のレース活動(スーパー耐久など)に実践投入して熟成し、市販化をめざす。モータースポーツ事業とカスタマイズ事業をより密接に推進することにより、双方がもたらす技術的な進化に加え、人財交流なども行なうことによりレースカー、ロードカーの開発シーンにおけるハード、ソフト両面でのレベルアップを図る。

NISMOロードカー シリーズの最新モデル、エクストレイルNISMO。
ヘリテージ・レストア事業
世界の自動車レストア市場は現在グローバルで約5000億円、2032年には1.2兆円規模に成長すると予想されている。NMCは、ユーザーの期待に応えるため、現在展開している第二世代GT-R(R32~R34型)を中心としたレストア、レストモッド事業、パーツ販売事業の対象車種、対象地域を拡大していく。

NMC ニスモ事業所でレストアを待つ、第二世代のGT-Rたち。海外からの依頼も多いという。
NMCは「NISMOの伝統の継承によるブランド価値の向上」と「エモーション × エキサイトメントの創出」を使命とし、モータースポーツへの継続的な取り組み、カスタマイズ事業の拡充、ヘリテージ・レストア事業の拡大を通じて、日産/NISMOファンに新たな感動を届け続けていくという。


