NISMOのノウハウを注入して、より速く、気持ちよく
エクストレイルは2000年に初代が誕生し、国内外で高い人気を誇る日産の中核SUVだ。現行型は4代目で、シリーズハイブリッド「e-POWER」と電動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載。オンロードからオフロードまで幅広いシーンに対応できるのが特徴だ。

NISMOのレース技術のノウハウを活かした空力性能とデザイン性が両立したスタイリング、専用チューニングによる走行性能の高さを実現したエクストレイル NISMO。
今回登場する「エクストレイル NISMO」は、そんなベースモデルの強みを受け継ぎつつ、さらに高い次元で「走り」を追求したモデルだ。
サスペンションには日産として初めてカヤバ製「スイングバルブダンパー」を採用。SUV特有の大きなボディモーションを抑えながら、乗員すべてに快適性を提供するという難題をクリアした。結果として、フラットで落ち着いた乗り味と高いスタビリティが両立されている。

コーナリング限界の高さ、フラットで質感の高い乗り味を両立。
さらに、電動4輪制御技術「e-4ORCE」をNISMO専用にチューニング。リアタイヤの駆動力を高める制御を行い、旋回時にフロントタイヤをより積極的に進行方向へ導く仕組みとした。これにより、SUVとは思えない鋭いライントレース性と俊敏なハンドリングが実現されている。
装着されるのは20インチのミシュラン「PILOT SPORT EV」。高評価を得た「アリア NISMO」に続き、このタイヤを採用したことからも、走行性能へのこだわりがうかがえる。
パワートレインにも抜かりはない。通常のe-POWER同様、ガソリンエンジンで発電しモーターで駆動する構成だが、「エクストレイル NISMO」ではビークルコントロールモジュール(VCM)をよりスポーティな特性に調整している。
また、NISMO専⽤チューニングを施しアクセルレスポンスを高めたSPORT、あらゆる路面で軽快に走れるAUTO、燃費を重視したECOのほか、SNOW、OFF-ROADの全5モードを用意し、シーンに応じたドライブフィールが選べる。

SPORT(右)とAUTO(中)モードはNISMO専用チューニングが施されている。