ホンダは2025年12月18日、ミニバン「STEP WGN(ステップワゴン)」の誕生30周年を記念した「ステップワゴン e:HEV AIR EX(エアイーエックス) 30周年特別仕様車」と「ステップワゴン e:HEV SPADA(スパーダ) 30周年特別仕様車」を発表し、12月19日から発売すると発表した。初代から受け継がれてきた使い勝手と広さを土台に、快適装備と安全装備を強化した節目のモデルとなる。

30年続く「家族のためのミニバン」という思想

ステップワゴンは1996年5月、「家族みんなの使い勝手を追求したFF 1.5BOXライトミニバン」として誕生した。多彩なシートアレンジと広い室内空間という明確な価値を武器に、ファミリーユーザーから支持を集め、現在は6代目へと進化している。

代を重ねてもなお、使いやすさを最優先に据える姿勢は一貫しており、30年という時間は単なるロングセラーではなく、日本のミニバン文化を形づくってきた歴史そのものだといえる。

画像: 1996年に登場した初代ステップワゴン。FFレイアウトとスクエアなボディにより、当時としては画期的な広い室内空間と使い勝手を実現し、ホンダのミニバン像を決定づけた一台。

1996年に登場した初代ステップワゴン。FFレイアウトとスクエアなボディにより、当時としては画期的な広い室内空間と使い勝手を実現し、ホンダのミニバン像を決定づけた一台。

現行6代目は2022年5月に登場し、ホンダ史上最大の室内空間を実現したモデルとして再出発を切った。シンプルでクリーンなデザインは、従来のミニバン像から一歩距離を取り、生活空間としての質感を高める方向へ舵を切っている。

さらに2025年5月には、ユーザー要望の強かったパワーテールゲートや2列目オットマンを装備した「AIR EX」を追加し、SPADAには質感を引き上げた「BLACK EDITION」を設定するなど、商品力の底上げを続けてきた。

今回の30周年特別仕様車は、その成熟した6代目をベースに、「家族のための快適・安全装備」を明確に強化した点が特徴だ。

画像: 初代(左)と現行6代目(右)のリアビュー。直線基調の思想は受け継ぎつつ、30年の時を経て質感と先進性を大きく高めたことが一目でわかる。

初代(左)と現行6代目(右)のリアビュー。直線基調の思想は受け継ぎつつ、30年の時を経て質感と先進性を大きく高めたことが一目でわかる。

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