ポルシェは2025年12月18日、特別注文部門“ゾンダーヴンシュ・プログラム”による「ファクトリー・リコミッション」プロジェクトの最新事例として、ポルシェカレラGTを技術的に新車同等へ再生し、往年のレーシングカラーをまとったワンオフモデルを完成させたと発表した。

20年落ちのカレラGTを“0km”に戻すという特別プログラム

このモデルのオーナーは、プエルトリコ在住のコレクター、ヴィクター・ゴメス氏。2005年式のカレラGTを、技術・内外装の両面で全面刷新し、完成時には走行距離“0km”という“2度目のデリバリー”を実現している。

画像: ワイドなリアフェンダーとブラックアウトされた足回りが、レーシングカーの血統を強調。917の精神を現代に翻訳した姿だ。

ワイドなリアフェンダーとブラックアウトされた足回りが、レーシングカーの血統を強調。917の精神を現代に翻訳した姿だ。

この個体最大の見どころが、1970年ル・マン24時間でポルシェに初の総合優勝をもたらしたポルシェ917をモチーフにした「ザルツブルク・デザイン」だ。赤と白のツートーン、そしてゼッケン23番という象徴的なカラーリングは、モータースポーツ史を知る者にとって特別な意味を持つ。

もっとも、917とカレラGTでは車体形状も寸法もまったく異なる。そのため、デザイナーのグラント・ラーソン氏らは、スケッチとCGを重ね、実車にテープを貼りながらラインの流れを検証するという、極めてアナログで手間のかかる工程を踏んだ。

完成したインディアンレッドとホワイトの手塗りペイントは、保護フィルムで覆われ、公道走行も想定されている。

画像: 低く構えたシルエットにゼッケン23が強烈な存在感を放つ。公道走行を前提に、塗装面はプロテクションフィルムで保護される。

低く構えたシルエットにゼッケン23が強烈な存在感を放つ。公道走行を前提に、塗装面はプロテクションフィルムで保護される。

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