2026年1月9日から11日まで開催される、新年の幕開けを祝う自動車イベント「東京オートサロン」にまつわる事前情報が、文字どおり巷を飛び交っている。2026年もいろいろな「初夢」を見せてくれそうだが、中でも注目したいのが独立したブランド感を強烈にアピールする「GR」のラインナップ。話題の中心となりそうな「GR GT/GR GT3」は、パフォーマンスはもちろん環境性能という意味でもこれまでの常識をブレークスルーするモデルとなる?かもしれない可能性を想像(妄想?)してみた。

水素エンジンカローラクロスに初試乗。燃費と高出力を両立

実際に、市販を前提とした本格的な社会実装に向けた水素エンジンシステム開発は着々と進んでいる。

画像: わずかな時間ではあったが試乗した印象をもとに市販に当たって「注文」するとすれば、やはり静粛性に関する部分をグレードアップして欲しい。

わずかな時間ではあったが試乗した印象をもとに市販に当たって「注文」するとすれば、やはり静粛性に関する部分をグレードアップして欲しい。

画像: サイド出しマフラーは、高性能の追求というより、パッケージへの悪影響を最大限に考慮するために採用された。

サイド出しマフラーは、高性能の追求というより、パッケージへの悪影響を最大限に考慮するために採用された。

2025年シーズンの最終戦・富士では、参戦車両と同系G16型エンジンを搭載した開発車両の試乗機会を設けてくれた。実際にハンドルを握ることができたのは、カローラクロスをベースとする実証試験車両だ。ここで注目すべきは、航続距離と十二分な走行性能を両立するための「モード切り替え制御」という新機能だろう。

具体的には低燃費走行に寄与するリーン燃焼と高い出力を発生するストイキ燃焼のふたつの領域を、アクセル操作に応じて自動で切り替えることで、燃費とパワーの両立を図るシステムだ。開発途上とはいえ現状でも、その切り替え感は非常に巧みで、ことさら違和感を覚えることはなかった。

肝心の走り味に関して言えば、想像以上にパンチのある味付けが印象的だった。最高出力はベース車両のキャラクターに合わせた約150kWに抑えられていたが、レスポンシブに立ち上がるもりもりとした力強さが、ちょっと個性的に思えた。運転する側の感じ方にもよるのだろうけれど個人的には、やや脈動感を強調したディーゼルターボを思わせるフィーリングだ。

音に関してもやや耳につくが、開発メンバーによれば、総じての特性は水素化というよりも直列3気筒というレイアウトによる部分が大きいという。裏返せば、対象とするエンジンの素性によって、今回の試乗車で感じられたネガティブフィールはそうとう改善される可能性を秘めている、ということなのだろう。

画像: ガソリン車に引けを取らないラゲッジルームなど、パッケージングについても徹底的にこだわっている。

ガソリン車に引けを取らないラゲッジルームなど、パッケージングについても徹底的にこだわっている。

画像: GR GTはリアにトランスアクスルを採用。ユニット類の最適配置によって、重量物の重心位置を大幅に引き下げている。この磨き抜かれたレイアウトの中で、もしも水素タンクを積むとすると・・・どこに配置されるのだろうか。

GR GTはリアにトランスアクスルを採用。ユニット類の最適配置によって、重量物の重心位置を大幅に引き下げている。この磨き抜かれたレイアウトの中で、もしも水素タンクを積むとすると・・・どこに配置されるのだろうか。

思うに、トヨタはさまざまな形式の内燃機関を水素化する開発を進めているはず。なにしろ将来技術としては、トヨタにとって大きな強みとも言えるハイブリッドシステムとの組み合わせまで検討しているという。

GR GTに搭載される新開発のV8+ハイブリッドユニットは今後のトヨタにとって、内燃機関搭載ラインナップのイメージリーダー。水素燃料への対応への期待感も膨らむ。もう一段、先読みするなら、水素を燃やすV8エンジンと水素で発電した電気で駆動する強力なモーターを組み合わせたスーパー水素ハイブリッドがあったりして・・・。

今現在、実証に使われているハッチバックやSUVではなく低車高のスポーツカーである以上、搭載されるタンク容量などパッケージングは、課題のひとつとなるだろう。だがそうしたネガティブも、それこそ液体水素×超電動モーターのようなブレークスルーによって克服されることになるのかもしれない。

やっぱり「夢」は膨らんでいく。

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