右を向いても左を見ても、思わず「欲しくなる」名品ぞろい
Ready to dream again? というキャッチコピーがぴったりのレトロモビルは、今回で第50回を迎えた。WRCをはじめとするラリー黄金時代を振り返る展示や、スティーブ・マックィーンの乗り物に対するパッションに注目したコンテンツ、クルマに限らない、エットーレ・ブガッティの発明と発想の軌跡をたどるコーナーなど、アニバーサリーにふさわしいプログラムが用意されている。

ブガッティの創始者、エットーレ・ブガッティが1930年代の世界恐慌を乗り切るべく、フランス国鉄のために開発した気動車「ブガッティ・オートレール」。
一方でこのイベント全体を貫く最大のテーマはたぶん、「物欲」だと思う。クルマ本体はもちろん、パーツや本、ファッションからホビーに至るまであらゆる「クルマ趣味」が集められ、そのほとんどが「売り物」として並べられている。
たとえばメインゲートを抜けて最初に入るホール7.1では、あらゆる種類のクラシックモデル(単なるレアカーではなく、大衆車として愛され続けているクルマたちも含めた)向けの、複製されたスペアパーツが販売されている。題して「Village Pièces(パーツ村)」。まさに「お宝」がそこかしこに眠っているエリアだ。

ミラーだらけ。パーツ村はどこもこんな感じ。
そこではパーツだけでなく、玩具や広告に使われたポスター、車種別の整備マニュアル、メンテナンス関連の製品群も多数。愛車をとことん愛するためのコレクターズアイテムが、集められていた。ホール4.1のオリジナルパーツ特化型エリア「Bourse de Pièces(パーツ取引所)」とともに、コアなファンはもちろん見ているだけでも楽しくなってくる「マルシェ」化が凄い。
本体の売買は、頂点に立つ「Gooding Christie’s」をはじめとするクラシック&レアカーのコレクター向けオークションが、憧れ心をくすぐる。一方で一般ユーザー向けの「マイカーオークション」的コーナー(ホール4.1)にも、驚くほど人が集まっていた。

ホール4のお買い得車コーナー(勝手に命名)。幕張メッセのホール2つ分くらいのスペースがありそう。凄い人。掘り出し物も多数。
程度はまちまちだけれど、ラインナップ的にはプジョーやフィアット、ミニといった実用車が目につく。ドイツ系の人気も高い。日本車は少数派だったけれど、ジムニーがなかなかの注目を集めているように見えた。

